おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

野鳥オジサン

2013-02-14 13:14:22 | 福島

 朝、プラプラと散歩していたら、目の前をスズメによく似た小鳥が横切った。最近は、見覚えのない鳥が目の端をかすめるだけで、僕の周辺視野は反応する。黒い影が動いた先を見てみると、スズメが緑色したみたいな野鳥が、路肩の雑草の中を動いている。アオジだ。こいつは何度も散歩の途中に出会っているが、ちゃんと写真に収めたことがない。今日は千載一遇のチャンスだが、こういうときに限ってカメラは持ってきてないのだ。

 カメラがない分、しっかりと目に焼き付けてやろうと、ほんの数メートル先のアオジを観察する。

 それにしても、ほんの半年前まではスズメとツバメとカラスとハトくらいしかわからなかったのが、今や瞬時にして珍しい野鳥を発見するなんて、野鳥オジサンとしての成長著しいアベサンなのである。もっとも珍しいといったところで、それは僕の中では珍しいというだけで、バードウォッチャーを趣味にする人からすれば、頻繁に目にする鳥なのかもしれない。結局は、僕が今まで全然野鳥なんかに注意を払ってこなかっただけというに過ぎないのかもしれない。

 久しぶりに気温も上がり、青空も広がっているので、カフェの準備がひと段落ついたところで、トトを連れてジョギングに出た。雪が積もったり路面が凍結していたりすると、ジョギングも中断されるので、体力はなかなかついてこない。お宮までの往復5キロほどの距離も、途中で一休みしなければ、一気に走り通すことは難しい。ハアハアゼエゼエとうるさい自分の呼吸に紛れて、ときおり耳慣れない野鳥のさえずりが聞こえると、思わず走るのをやめて辺りの様子をうかがってしまう。これじゃあ、ジョギングにならないのだ。

コメント
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