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アメリカの行動原理 ② 1970

2017年04月12日 19時07分00秒 | Weblog
互いの経済依存が理由で戦争の抑止が成立することは殆ど無いだろうね。第一次世界大戦からそれが理由で戦争が抑止されたことはあまりない。

アメリカが北朝鮮を叩くとして中国が何を恐れるか?
大きいのは何百万人に登るか不明な北からの難民だろう。間違いなく大混乱になる。それに乗じた反中央勢力の活動も勢いにのる。こうなると習近平体制は足元から崩れる。中国の恐怖はこれが一番だろうね。
この事は当然アメリカも想定するから、今回、中国に圧力をかける。
しかし、問題は中国と北朝鮮の関係が以前のような蜜月状態なのか?ということ。特に正恩になってから中国との関係は?
北朝鮮の外貨獲得の手段として、化学兵器を含む武器輸出、麻薬等があるが武器輸出に関してはイランや中東地域が専らで先日のシリアアサドとの関係も以前から強い。イランには核技術の輸出も疑われている。こういう流れから正恩体制では中国よりもロシアとの関係が強いと語るメディアも多い。
中国の恫喝がどこまで正恩の耳に届くかは不明。核の小型化に成功し、後はICBMの開発に成功すれば理論上アメリカ本土への攻撃は可能になる。正恩体制からすれば、中国やアメリカからの圧力に屈する姿を国内に見せるのは死に等しい。恐怖政治が外国からの恐怖にビビったら洒落にならないからねw
衝突回避の鍵を握るのはロシアだと思うが、ロシアにしても極東での影響力を強化する為には中国の力を削いでおく選択を取る可能性は十分ある。正恩からすればロシアは頼みの綱だが、プーチンは分からない。アメリカは今回、北が核実験等実行すれば本気で叩くだろう。シリアへの空爆理由よりも北朝鮮への攻撃理由は明解だから。正恩体制崩壊後は中国かロシアに委ねる。そういうシナリオで進むと思うね。
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39 コメント

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中国とアメリカの妥協点 (1970)
2017-04-13 04:00:48
北朝鮮の核開発技術の向上、小型化は中国にとっても看過出来ない問題を含んでいる。その技術、製品が国内でテロ活動を行うイスラムグループに渡る懸念。そして、北のスカッドミサイルの射程圏に北京が入る点。
正恩が暴走すれば北京とて安全ではない。
この点ではアメリカとの妥協は図れる。
あまり時間も無いようだからどんなルートを遣って正恩に圧力をかけるのか不明だが。北朝鮮の核開発を止めさせることは中国にとっても重要事項になるので、全力でやって欲しいんだけどね。
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攻撃方法 (1970)
2017-04-13 08:34:35
ついでにと言ってはなんだが、今回、米軍が北朝鮮を叩くならば、シリア空爆で使用したトマホークでの攻撃中心にはならないだろうな。
あれは相手基地を限定的に叩くには効果的だが、北朝鮮のようなトレーラーでの移動式スカッドには命中しない。
トマホークは動かない相手用。
従って、戦闘機からの攻撃も必要になる。結果的にはトマホークによるシリアへの空爆よりははるかに規模の大きな作戦が行われる。
当然反撃もある。現在北朝鮮は一度に50発迄のスカッドを撃つ能力があるとされるが、日米のミサイル防衛システムで確実に防げるのは約81%と言われる。
仮に移動式スカッド全てが無事ならば10発は着弾する計算。まあ全て無事は無しとしても着弾がゼロという可能性も少ない。
対象は日本に限らず在韓米軍基地周辺も入る。いずれにしても被害は想定される。
で、こんなことが十分考えられる中、相も変わらず国会で森友の質問で紛糾させてる民進党を見ると、ホントにバカにつける薬は無いんだわなと思うよ 笑
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アメリカの保守派は (らくせき)
2017-04-13 09:21:53
本土を直接おびやかすICBMは
許さないでしょう。
これを叩くためなら金さんを急襲
殺害する手にでる可能性が
以前より高くなってしまいました。
要因は経済だけではないでしょう。
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Unknown (1970)
2017-04-13 11:45:46
経済的理由(例えば北朝鮮相手の戦争で膨大な利益が上がる)は無いね。
消耗品で少し利益になる程度。
第一それが理由になるならば何かこじつけてとうの昔に朝鮮戦争を再開している。
北朝鮮の兵器開発技術が予想以上の速度で向上したのがここまでアメリカが本気になった最大の理由でしょう。
核の小型化にICBMなので。
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時期としては (1970)
2017-04-13 12:23:35
来週末迄がひとつのヤマかな。
北朝鮮が核実験等のアクションを起こす可能性があるので。
正恩は既に後戻りが出来ない処まで来たからな。
疑心暗鬼で側近を次々に処刑し、中国とのパイプも希薄になり核開発、兵器開発に突っ走った。軍の幹部も処刑を恐れ(当然だけどね)正恩の暴走を止める者は居ない。
親子三代悲願の核を手にしたところで終わりになる。
中国も人民解放軍が国境周辺に15万人位集結させてるという話も出ているが、後始末より正恩の首に鈴つける方をやってくれないと困るんだけどね。
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Unknown (Unknown)
2017-04-13 18:13:44
中国も一枚岩じゃないし。
キンペー、軍部への影響力は限定的。
その軍事的な部分を除くと、北朝鮮への影響力も高くない。
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Unknown (Unknown)
2017-04-13 18:14:52
タイトルを、「中国の行動原理」にして、考えなおすべきかもね。
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無理無理 (1970)
2017-04-13 21:28:52
中国の行動原理なんて複雑過ぎる笑
分かるのは、難民に殺到されたら困る。
核保有は認められない。
その程度。
もうひとつあるとすれば、ここで上手く立ち回れば南沙の人工島はそのままでいけるかもしれないが下手打つと人工島迄失う可能性もあるかもねということ。
今回仮にアメリカと北朝鮮が衝突しても人民解放軍は何もしない。何かすれば米軍と衝突することになるから、正恩は見捨てるだろう。
北の体制崩壊後に南北朝鮮の統一が進まないように中国が管理下に置くよう動く位になるかな。ロシアもいるからその辺りはどうなるか不明だが。
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ついでに日本だが (1970)
2017-04-13 21:39:21
早期にイージス艦を増強してミサイル迎撃体制を整備する必要がある。
完全に足りない。
前回の発射実験で北朝鮮のスカッドが一度に複数の発射能力があること、又燃料の開発も進み短時間で発射可能なこと、そして命中精度も飛躍的に向上したことが確認された。
こうなると現状の防衛システムは破られる。イージス艦の増強は急務。
自衛隊に敵基地攻撃能力が無い以上、ミサイル防衛システムを強化する必要は当然ある。
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武力衝突 (1970)
2017-04-14 03:53:57
仮にアメリカと北朝鮮の武力衝突が始まると、又、主権国家に対していきなり攻撃が認められるのかって話が出てくると思うが。
そもそも自国民に対して弾圧や虐殺を続ける国家がまともな主権国家だとは思わないんだよね。
アメリカはトランプに替わり、オバマがやらなかったことを行い前任者との差別化を計ろうとしているのは明白なので、計画から実行迄急速になる。
良い悪いは別として。
安保理にはかるのもあそこは拒否権を使い合うだけだから尊重はされないだろう。
色んな意味で第二次世界大戦後のシステムの見直しの時期だと思うけどね。とっくにタイミング過ぎてるかもしれないが。
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