福島第一で働いていた下請けの40代の男性社員ガ急性白血病で死亡しました。
以下、日テレNEWSより引用 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「東京電力」は３０日、福島第一原子力発電所の男性作業員が今月上旬に急性白血病で死亡したと発表。
死亡したのは４０歳代の作業員で、今月上旬に７日間、福島第一原発の休憩所の出入りや放射線量を管理する作業を行っていた。男性の被ばく線量は累計で０．５ミリシーベルト、内部被ばくはなかったという。男性は、勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東京電力は元請け企業から、今月１６日、男性が死亡したという報告を受けたという。
今回の原発作業との因果関係については「元請け企業から、『医師の診断で因果関係がない』と聞いている」ということで、東京電力は、プライバシーの問題があるためこれ以上、調べる予定はないと説明している。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝（引用終わり）
東電はあくまでも原発との因果関係はないという立場です。
ということは、この人の遺族、労災認定もなくただの自然死扱いでしょうか？
「プライバシーの問題」とはなんでしょうか？
裏金で処理し、なかったことにしてしまうつもりなのでしょうか。
一般の刑事裁判などでは「疑わしきは罰せず」が適用されるべきですが、こと原発事故については「疑わしきは徹底的に調べる」が適用されるべきで、「これ以上、調べる予定はない」は全くおかしいと思います。
以下、日テレNEWSより引用 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「東京電力」は３０日、福島第一原子力発電所の男性作業員が今月上旬に急性白血病で死亡したと発表。
死亡したのは４０歳代の作業員で、今月上旬に７日間、福島第一原発の休憩所の出入りや放射線量を管理する作業を行っていた。男性の被ばく線量は累計で０．５ミリシーベルト、内部被ばくはなかったという。男性は、勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東京電力は元請け企業から、今月１６日、男性が死亡したという報告を受けたという。
今回の原発作業との因果関係については「元請け企業から、『医師の診断で因果関係がない』と聞いている」ということで、東京電力は、プライバシーの問題があるためこれ以上、調べる予定はないと説明している。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝（引用終わり）
東電はあくまでも原発との因果関係はないという立場です。
ということは、この人の遺族、労災認定もなくただの自然死扱いでしょうか？
「プライバシーの問題」とはなんでしょうか？
裏金で処理し、なかったことにしてしまうつもりなのでしょうか。
一般の刑事裁判などでは「疑わしきは罰せず」が適用されるべきですが、こと原発事故については「疑わしきは徹底的に調べる」が適用されるべきで、「これ以上、調べる予定はない」は全くおかしいと思います。
どれだけ偏っているんでしょう？
今どこかで誰かが亡くなって、それを社会的大問題にする場合、すべてこう叫ぶことになるのではないか。
「そんなこと問題にするな。震災に比べればはるかにちいさいことだ。殊更扱うのは、『どれだけ偏っているんでしょう？』」
医療過失でとかくの噂がある病院で死者が出たら大問題になるし、構造欠陥で噂のある車の事故で１人亡くなっても、やはり大問題にできる。こんなことを偏っているとか何とか言えば、子どもが聞いても笑うよね。
震災と津波で二万人もなくなっているのに一人ぐらいとお考えでしたら考え違いですね。
そうした量の比較なら、先の戦争で日本人だけでも三〇〇万人もなくなっているのだから二万人ぐらいともいえてしまいますね。
むろんそんないい方は許されません。
同様に原発事故で一人ぐらいという言い方も許されません。
戦争、災害、テクノロジーによる人災、それぞれ次元を異にし、その対策も異なります。
原発事故に関しては、今なお継続中で、フクシマのみならず全国に同様の設備があり、事あらば同様の事故の可能性が指摘されています。フクシマが如実に示すように、一度暴走し始めたらそれを止める手立てがないテクノロジーなのです。
さらに放射能禍は眼に見えない形で継続します。今回の犠牲者が、もしその第一号だとしたら、現場で今なお懸命に働いている方たちのためにも、その原因を徹底して究明し、その拡散を防がねばなりません。
また、今もなお垂れ流しの放射能が近隣の人達に人的被害を及ぼさないためにもその方の死因などを徹底して調べる必要があると思います。
そうした折、「これ以上調べる必要はない」はいかにも木で鼻をくくった言い方ではないでしょうか。
上のエントリーはそうした含意をもつものです。
もし、名無しさんのご家族が原発の現場で働いていらっしゃって、白血病で亡くなられたとしたと仮定したら、「二万人に比べたら大したことではない」と済まされますでしょうか。
「直接的な因果関係はない」という診断書は、あれこれの数値に間違いがなければ間違いないと思います。それよりも問題なのは、
文科省がやっと発表した汚染地図の現実に対して、この国はどんな措置をとったか。
人命軽視最たる国とされた赤色帝国主義ソ連がチェルノブイリでとった措置に遙かに及ばなかったのです。
もう、共産主義の官僚主義のアカ野郎、といった罵声は一言もはけないことを思い知るべきです。
かなりの被曝量でないと
白血病は発症しないのでは？
発病の引き金になった可能性は
否定できませんが。
貴方の操った論理は結局こういうことなのですよ。
「超大震災被害を前にしては、どんな犯罪を問題にしても、偏っている」
こんな「論理」は、子どもでもあざ笑うでしょ。違いますか？
人の死を数の問題に還元する方がむしろ、「人の命は（死は）等しいという価値観と激しく反する」のではないのでしょうか。
それから、前にも述べましたが、戦争、災害、病死、事故と人の死は様々です。それら次元を異にする死はそれぞれ個別に問題にすべきなのです。
それらを統計的な数の問題に還元してしまったら、どんな死もサム・オブ・ゼムに解消されてしまって浮かばれないのではないでしょうか。