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卓見、「何を置いてもモリカケ」  文科系

2018年06月03日 10時20分01秒 | 国内政治・経済・社会問題
 本日の中日新聞朝刊の4面「言論」欄に、浜矩子の標記の記事が載っている。見出しも『今最も重大なモリカケ』。何気なく目を通したが、事の重大さを改めて教えられたこの記事を、中部地方以外の人にもお伝えしたい
 なによりもこの「最も重大」を証明している部分を、ご紹介しよう。誰しもなるほどと読むことだろう。至極まっとうな正論である。

『ウソをついているかもしれない人々を相手に、国会審議はできない。事実に基づいてものを言っていないかもしれない人々とは、まともに議論できるわけがない。議論というものの土台が崩れてしまっているかもしれないのに、議論を行うことには意味がない。意味がないというより、それは欺瞞を意味することにつながるから、断じて、付き合ってはいけない行為だ。
「モリカケ」を巡るような疑念が生じた時には、他の全ての案件はそっちのけで、解明と決着に総力を挙げる。それが、国会議員たるものの基本中の基本行動のはずである』


 どうだろう、正論というものへの情熱、その説得力が迸ったような文章だと読んだ。まさにこの通りだと思う。これだけウソを重ねたかもしれない人相手に、この疑惑を脇に置いてはどんな重要議案も議論できるわけがないと述べているのだ。それどころか、この「ウソ」の決着、けじめをつけなければ、さらにウソを重ねる可能性が高まっていくとさえ言える。国会の議論がそんな風になっては、まさに国会そのものの土台が崩れてしまうと述べているのである。

 こういう自覚がない高位高官連中こそがこれまで「ウソ」を重ねて来られたのではなかったか。佐川以下の財務省の面々。首相秘書官連中。「『愛媛県に語った安倍・加計面談』はウソだった。県にウソをついて申し訳なかった」と堂々と語ったこの言葉自身がまたウソかも知れないと疑われている加計の事務長。それら一切を知らず、関知していないという安倍の態度、言葉こそが、今や最大の疑惑になっているという局面に至っているのである。これを脇に置いては、確かに、今後の国会議論などできるわけがない。与党が通したい重要法案であればあるほどウソをつかれるかもしれないのである。

 労働法関連で国会に提出された実態調査数字にもウソの数々。防衛省日報に関わってもウソの積み重ね。これら全体を見れば、この内閣の元で行政全体にウソが蔓延しているとも言えるのである。「ウソの勧め内閣」をここで徹底的に浄化しておかなければ、断じて前へは進めない。
コメント (17)
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