下側の歯の一部のブリッジ(入れ歯)の調子がいま一つシックリいっていなかったから、キチンとした新しいものを作ろうと思い、事務所の二つ隣のビルの歯科医院に行った。
日を置いて二度行っても、なんだか歯茎の内側のむず痒い感触がなかなか取れず、
私は「藪医者!」って冗談を言い、医師は「念のためこの赤味がかった湿疹みたいなモノを調べましょう」。
医師の出身大学の病院を紹介され生体検査。
一週間後「悪性です、口腔底癌です」
すぐに精密検査をやりましょうと、医師は言う。仮に悪性腫瘍だったとしても当病院は専門チームがありますから---。
私には掛かりつけの病院があったから、この経緯の報告と今後の相談をした。
それは突然だった。