今、ココロも身体も小躍りしている。
思わぬ病気の発見以来、気ままに「海側生活」を続けて来たが、手術後五年の検査で何ら異常は無いとの結果が出た。
五年前、ウエブでこの病気の五年生存率9%の文字を眼にしてココロが乱れて以来、一つの大きな区切りが付いた。
素直に、身近な人に“ワガママに過ごさせてもらい、ありがとう!”と大声でお礼を言いたい。
それにしても何と言う運が良さか。
振り返ってみれば、好きな所で好きな事をしたいと身近な人にも我が儘を聞いて貰い、ビジネスを中締めして、海側に住まいを移したのも、ついこの前みたいな気がする。生活の環境を大きく変えた。そして歴史散策と森羅万象に好奇心を全開にして方々を歩いた。しかしタバコだけは、止めてストレスを感じるぐらいなら吸ったほうが良いと、手元から消える事は無かった。
勿論その時を覚悟して、身の回りの整理なども済ませた。
主治医M,Mさんとは手術前から今日まで折りに触れ身体、健康、生き様、趣味、住まいなどについて議論もした。
今、彼から“おめでとう!”とダルマを頂いた。
ただ本当に迷っている。
予定には無かった「今から」の時を、どう生きるか、まだ文字としてはまとめきれない。
「海側生活」から「山中生活」又は「街中生活」に大きく生き方の舵を切るか。何をするかで、どこに住むかが決まる。
もうストレスは要らない、感じるような状態に身を置きたくない。
しかし生きている限りストレスがゼロになる事はあり得ない。出来るのは、どのストレスを選ぶか、そしてそれといかに付き合って生きていくかを模索するだけだ。