体操・内村の鉄棒は凄すぎる。あのH難度の技、ブレットシュナイダーは危険過ぎる技だ。見ていられない。終わったあとなら、なんとか見られる。
人類は進化し過ぎたと思う。鉄棒の上で、でんぐり返るなんて。やるべきじゃない。アゴや頭をぶつけた選手を見て来たオレは、そう思う。オリンピックの個人総合で連覇した時点で、レジェンドとなった。あそこで引退しても良かったのに。
Eテレで細胞分裂をやっているのを偶然見た。特に後期に綺麗に二つに分かれるところが凄いなあと思う。二重らせんの絡み合ったDNAが1本ずつに離れて両極に集合する。
この1本の長さが、どれくらいあるか知ってますか。
約1.8m。つまり大きめの人間の身長ほどもあるんですよ。
これが23対46本、折り畳まれて、細胞1個の中に存在する。
人間ひとりのDNAを全部、1本に並べたら。
どこまで行くと、思いますか。
地球何周? とんでもない。
月まで? まだまだ。
太陽まで行って、戻ってを、300回。という人もいれば、
700回、という人もいる。
凄すぎて、めまいがする。
良くまあ、60兆個もの細胞が、完璧な分裂を繰り返して、この体を作ったものだ。
これが人間の中に、小宇宙が存在すると、例えられる理由。のひとつだろう。
この小宇宙の出来事が、日本中を騒がしている元、なんですけどね。