松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

病院通いは、命がけ。

2020-02-07 12:43:09 | 日記・エッセイ・コラム

 きのう朝日放送だったと思うが、マスクが品薄で不安な人のために、有効な予防方法があるよと、やってました。あ、あれだな。と思って見ていると、なんだ、うがい・手洗いかよ。
 それが有効なのは、分かってるよ。でもネックは、めんどくさい事。手の洗い方は、実に丁寧だった。その上、消毒液に至っても丁寧。簡単に作れる消毒液は、エタノールと水を4対1で混ぜるだけ。って言ってもねえ。
 いちいち外出先から帰るたび、建物に入るたび。それをするのかよ。分かっていても、なかなかハードルが高い。


 今日は妻の耳鼻科に付き合う日。なぜか目の前に古い未使用のマスクがあった。一応、持って行く。シカシ使わない。それは、オレ流の予防法があるからだ。飲み物をペットボトルに詰め、向かった。
 玄関を入るなり、自分の無防備さに身震いした。ほぼ全員マスク。入口で迎える係員や案内嬢が不審の目で見る。「マスクしてないのかよ」そう言われているみたいだ。
 ここでアレを試すのは、かなりの勇気が要ることが分かった。それでも敢然と進む。幸い、くしゃみをする人間も、唾を飛ばしてしゃべる人間にも遭わずに耳鼻科までたどり着いた。


 パネルに表示される番号が来るまで、2列に並んだシートに座って待つ。前の列のおじさんとおばさんは、当然マスクをしている。ボクらが、くしゃみでもすると、爆撃範囲内に彼らは居る。沈黙の圧力が掛かっているのを感じた。 それで気が付いた。オレは、トンネルで無灯で向かってくるやつとおんなじだ。自分だけ、良ければいい。
 なぜか空気も、よどんでいる気がして、マスクを取った。すると妻も、遅ればせながらマスクをした。なにしろ、かっこ悪いのだ。していない事が。


 というわけで、メガネを曇らせながら、慣れないマスクをして病院内を歩いた。
 売店で聞いてみた。「マスクの在庫、ありますか」はい、ありますよ。とカウンターの奥を指さした。そこには小さめの段ボール箱に入ったマスクがあった。「一人、一個になってます」 だろうね。 病院になきゃ、おかしいもんね。

 オレ流の予防法、言ってなかったネ。それは「20分に1回、水を飲む」気道に付いたウイルスを胃酸で消化する。これでOK。 しかしマスクをすると、これもめんどくさい。安心感で気が緩んで、つい忘れてしまう。30分経過したが、まあ大丈夫だろう。

コメント
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