プレアデスは日本では「すばる」と呼ばれる。すばる、別名「六連星(むつらぼし)」は、太陽が昇る夜明け前に光って、まるでひばりが飛んでいるように見える。
東北の人たちは、ひばりが飛ぶ頃を種まきの目安としていたので、「ひばり星」と呼んでいた。それが訛って、ふぇばり、すばり、すばる?・・。となったそうな。
3500年くらい前には、日本列島の標準語がズーズー弁だったので、こういうことになったという。確かに縄文後期の遺跡は、圧倒的に東北地方に多い。金足には、18か所の縄文遺跡がある。東北と出雲は、訛りが似ている。
それをもったいぶって、すばるは統率する意の「統(す)べる」の自動詞「統ばる」に由来するとするのが、後付けの説明だとすると愉快な話だ。
縄文文明の前にあったのがアトランティスで、彼らは言葉を話す必要が無かったそうだ。テレパシーで足りたからだ。
すると文字が無くても不自由しなかった縄文人は、ひょっとして遠隔地とテレパシーが使えたのかもな。
テレパシーは、うそをつけない。アトランティスは平和だった。都市は地下に作り、地上は自然のまま。生態系に優しい文明だった。
これで思い出したのが、ヴァン・ヴォークトの小説に出てくる金星人の家の描写だ。
巨大な灌木の根っこを利用した家で、地下通路で近所と結ばれている。朝露が遥か上から葉を伝って降りてくると、地上に至る頃には滝のような流れとなる。
進んだ文明は、ハイテクのイメージとは程遠い。 のかも知れない。