秋田公立美術大学の卒業展を見て来た。
オレの興味は、美的に優れたものというよりは、別の方にあるようだ。
こういう謎のキカイのたぐいは、非常に興味を引く。
どうも流れる映像を見ると、自動でお化粧してくれるキカイのようだ。
デモ映像に出てくる人物は、本人だろう。まず、すっぴんで登場し、ファンデーションから始める。
リップ、まつ毛と段取り踏んで、ハイ出来上がり。
実際、動くのかは疑問だ。ひもの端が、しっかり固定してあって、滑車はびくともしない。しかしこういうのは、わたくしの好みである。
会場は、若い子で一杯だ。それだけでも、行った甲斐があるというものだ。
一応、もっともらしい格好をして、もっともらしい態度で、いかにも何者かのように見て回る。
これが気持ちいい。ふんふん、なるほど、なんて言ってな。