松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

金足農業・県民栄誉賞、顕彰式。

2018-11-29 08:12:25 | 日記・エッセイ・コラム

 ハガキを出せば良かった。楽しそうだったなあ。観客もナインも。監督も。

 いちいち反応する会場の雰囲気に、甲子園を思い出していたらしい。吉田君が、そう言っていた。

 いろんな仕掛けもあって、プログラムが飽きない構成になっている。目の前を選手が入場して、中学生4人による質問コーナーがあり、監督が振り返った戦いの軌跡があり、ユニフォームを着た小人のような園児からの花束贈呈など。

 中学生の一人が、生意気にも「甲子園を通して成長が感じられたが・・」と言ったあと間があって、会場から笑いが。

 続いて「一番変化があったことは何ですか?」と問われて、大友君の最初のボケが「いや・・もう1回、質問いいですか」聞いてないのかよ。

 立ち直って「どうやったら応援してもらえるか考えていました」司会者「えっそれは具体的にはどういう・・。いいプレイを見せて、応援してもらおうという・・」「いや、応援されるためにみんなと仲良くなることです」

 良く分からん。しかし吉田君が語ってくれた。どうも試合も後半になってくると、パフォーマンスが球場にどうウケるかを狙っていたようなフシがある。これはテレビを見ていても感じたことだが、球場が沸くのが楽しくて仕方がない。日替わりでヒーローが出たということは、全員が「色気」を出していた証拠だ。

 監督も、スムーズでない解説が人柄を良く現わしていた。横浜戦の6番高橋に、「正直ヒットでつなぎたいと思っていたら・・ホームランになっちゃって」

 近江戦のサヨナラ2ランスクイズ、決まった時は「無意識にベンチから飛び出て、なんか初めて人生でガッツポーズしたかなという・・」

 会場の人たちは、とても人生に残る貴重な時間になりました、と言っていた。ま、オレは近いから、みんなに票を回してやろうみたいな気持ちもあって、応募しなかったが今頃、後悔している。会場と一体になった時間はナインにとっても楽しい時間だったという。

コメント
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