どこも沿岸部は総崩れの中、鵜養(うやしない)は違った。さすが秋田市の行き止まり。
あちこち目の保養をしながら、東へと向かったが。ここを見たあとは、どこも色あせて見えてしまう。
私が見た中では間違いなく一番。内陸へ行けば、山々の綺麗なところはあろうが。さわれるほど間近に見られる紅葉は他にない。
雪も半端じゃない地域なので、冬囲いにいそしむお父さんに断わって、生け垣の中に入らせてもらった。
この写真は真実の半分も伝えていない。こんなもんじゃありません。降り注ぐ光のシャワーからもらったメッセージは。
しっかし、あの集落は。おっそろしく奥が深い。何代も何代も、去り行く秋を愛でてきたんだろうなあ。
大木となった杉と栗に、挟まれたカエデの太さを見て、そう思った。