松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

女子体操に期待の星、内山由綺。

2015-04-27 13:20:47 | 日記・エッセイ・コラム

 内村航平の体操を見るつもりで、全日本選手権を見た。最初は女子だった。体操の女子は悪いけどかなり前から世界的に寸詰まりの子供みたいなのが多くて、ちっとも美しいと思ったことはない。最近の例外は田中兄妹の田中理恵で、彼女が会場からリポートをあげていた。そこへ総合2位に食い込んだのが内山由綺だ。この子はまだ高校生だが、寸詰まりでない。普通に足が長い。背も高い。身のこなしが優雅な他に、顔もまあまあだ。面長の美人タイプではないが、キュートな愛嬌のある顔だちをしている。演技が終わったあと話し込む笑顔がいい。床の演技を見たが、表現力が抜群だった。手の動き、顔の表情、分からないが何かを表現している。バレエのようだ。予選の成績が良くて、最終組でまわることになって、確か表彰台を意識して演技したと言っていた。度胸もあるし、田中理恵がリオの星と絶賛していた。

 日本はオールラウンダーが多い。中でも鉄棒の田中祐典は圧巻の演技だったし、床のスペシャリスト白井健三のひねり技も相変わらずだった。内村航平は、一人、自分の世界を行っている。しかも足をピンと伸ばした美しい体操と、高得点の両方を狙って、二兎を得ることのできる稀有な才能の持ち主だと思う。

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節穴から覗く、重要文化財。

2015-04-27 08:18:07 | 日記・エッセイ・コラム

 博物館分館となっている奈良家です。実はきのう訪れたのですが、

 日影にまわっているのが気に入らず、きょう定休日なのを覚悟で行きました。

 塀に囲まれた中、所々に節穴のあるのを発見。

 この正面からの光が欲しかったのです。この花は「やまぶき」。江戸時代の紀行家、菅江真澄が残した文書に、金足村ではヤマブキを軒下に吊るす慣習があって珍しい、とあるそうです。それを受けて毎年この時期には花を飾ります。

 奈良家は自分にもゆかりのある家で、同級生がいたので小学校の時は普通に遊びにいっていましたが、今は無料だけど、撮影不可なので、そこが大変不満なのです。なぜに隠したがるのか、不思議でたまりません。色んな所で取り上げられる方が、宣伝になるのに、何を考えているのでしょう。写真で見て、そこで終わってしまうような文化財なら、価値はありません。実際に行って、見て、触って、感じて、ああここが菅江真澄と佐竹の殿様が会談した上座敷か、と時を超えて想像してほしいです。

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