土曜日でくつろいでいるところに、近所の奥さんが駈け込んできた。自宅の駐車場に何かいるので、見て欲しい、ということだ。妻が対応して、何?ネコ?ううんネコでもないし、犬でもない、という。生きてるのかどうかも分からない。オレは聞いていて、聞こえないふりをして結果を待った。
帰ってきた。死んでるけど、役所は休みだし、対応してもらえない。個人の敷地内だから処分してもらえないらしい。警察にも断られたそうだ。
野生動物は病気が一番怖い。だから直接触らないようにして、ちょうど明日が一斉町内清掃の日だからボランティアのゴミ袋に入れて出したら、という話も出ている。自然保護課に在職した友人に確認したところ、近くの空き地に埋めるのが一番いいということだ。といっても空き地はJRの線路脇くらいだ。こんな住宅街に、どうやって来たもんか。不思議なことも、あるもんだ。
町内会長が明日の総会の打合せでやってきたので、撮ったばかりの写真を見せる。これはタヌキじゃないという。野生にしては毛並がいい。血も出ていないし、この場所で死んだものではないかも知れない。ひょっとして飼っていた動物?。しかしこの町内では聞いたことがない。謎は深まるばかり・・・。
この傷は、致命傷じゃあないかも。死因もルートも分からない。