松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

そんな歌番組もあった、「THE夜もヒッパレ」

2015-04-19 12:46:59 | 日記・エッセイ・コラム

  このところ番組再編時期で特別番組ばっかりですが、連載ものが終わるのは仕方がないとしても残念なのは「THE夜もヒッパレ」が終わったことです。知らない方のために言うと歌番組で、ヒットチャートの10曲を本人じゃなく他人が歌う、という趣向の番組です。これだけ言うとさほどのことはないように聞こえますが、どっこい面白いのです。何が面白いのだろうと考えるとまず歌う人がてんでばらばらなわけです。つまり歌手はもちろん-この部類に入るのは知念里奈ちゃんとかパパイヤ鈴木ですね-元歌手、尾藤イサオ、マイク真木、力也でしょう?そして畑違いの錦織健、EVE、今も現役か良く分からない、もんたよしのりとかサーカス、マリーンって何者?あと色物で女子プロレス軍団とか磯野貴理子、K-1で夢破れてレフリーやってる角田でしょう、コニシキ、グッチ祐三、モト冬樹、あれは歌手かと疑問符の付く三浦理恵子、司会の分際でありながら歌ってしまう中山秀征。色とりどりもいいとこです。これで軽くコントもこなすわけですからもうバラエティ番組です。ついでですがダチョウ倶楽部も健在です。何で毎回見るようになったかと言うと米倉涼子の存在が大きいです。毎週の衣装が楽しみのひとつです。この番組で判ったことがひとつあります。それはいかに曲に負けてる歌手が多いか、と言うこと。意外なところでバレてしまいます。こんなにいい曲だったのか、と思う曲もあります。これを実感させてくれるのが錦織健でありマリーンでありEVEの3姉妹であるわけです。もうー「気持ちいいー」くらい声が良く伸びてます。彼らに負けてないのがROLLYという変なヤツです。きたない足を出して海パン一丁みたいな格好で出てきます。でも歌はとびきりうまいです。それに本職のギターも一流です。ギターと言えばモト・冬樹です。彼もまた聞かせてくれます。しかし毎回三浦理恵子のエジキにされます。彼女は必ず超ミニで出てきますが歌は聞く必要がありません。無視して結構です。そのかわりモト・冬樹の顔のアップを見て下さい。目がエロ走ってます。シカシたまに不意に向けられたカメラに対応しきれない姿が哀れでもあります。あと何回も残ってない時点で急にフィーバーし始めたのがキリコです。キリコ言うてもピカソより7才若い、モダーニズム(現代主義)を否定し形而上絵画の旗手となった光と影の使い方の巧みな「不安なミューズ」のキリコではありません。磯野貴理子、ダンサー・キリコです。ダンスチームと組んで踊ると見事です。本職のメンバーがかすむほどのオーバーアクションです。これがテレビの内外大ウケです。あと意外とがっかりしたのがサーカスの4人です。スゲー拍手もらうんですがハーモニーはいまいちです。迫力がないんですね。声が出てません。反対に意外と良かったのがもんたよしのりです。ソウルフルしかもパワフルです。「夜空のムコウ」をソウルフルに歌えるのは彼をおいて外にいないでしょう。聞いて楽しい、見て楽しいグループがパパイヤ鈴木とおやじダンサーズです。ただ歌っても、とびきりうまいのに振り付けがさすがです。いきなり寝そべった水平思考的動きがちょとグー。中でも白眉は後ろを向いた時のおしりの筋肉の締め具合です。「キュッ」って感じです。そんなこんなで、ああそう、三宅裕司も欠かせないキャラクターです。ステージに上がるけど歌わしてくれません。見事なチームワークでシカトされます。残り3回という日が24時間テレビの日で、サンバチームは来るはバックでねえちゃんたちが踊るは冬樹がかぶりつくわで大盛り上がりでしたが、オープニング曲覚えてますか。知念里奈の「CLUB ZIPANGU」です。私の大好物です。歌詞がとてもエロティックです。右に左に予測できない動きが、ちょとグー。解釈次第ですが私は好きです。生放送の緊張感の中でみんな楽しんでいるのが伝わってきます。こんな楽しい番組が終わるのはなぜでしょう。途中下手な歌手が出過ぎて中身薄まっちまったのが敗因かも知れません。残念です。最後にDJ赤坂もご苦労さん。NHKの「プロジェクトX」にもそろそろ限界が見えてきた中、ひときわ最後の輝きがまぶしかった歌番組でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする