棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

選挙結果

2012-12-18 08:41:36 | 山郷の暮し
重い鉛色の空ですが気温は4-5度あり、朝の散歩も楽でした。

衆議院選挙の結果は「そのとおり」になりました。
民主党政権に対して国民は懲罰を与えた、と評する声をききます。
これからの政局は安定はするのでしょうが、少し方向性に心配がありますが・・・。
それにしても、今回の投票率の低さはどおいうことでしょう。
60%を割ってしまうなんて・・。これからの日本のあり方を左右する選挙だっただけに
4割の国民が無関心だったとは、そのほうがはるかに憂慮すべきことだ。
よく聴く言葉に「誰がやっても同じだから・・・」と。

選挙だけは中央政治に対するYES・NOをいえる大いなる権利です。
その力に無関心だった者が4割もいたとは・・・。
選挙制度に問題があるのでしょうか。
最適な方法など無いのでしょうが、政治家が自分にとって有利な制度にせんとしていることが一番の問題です。

冬日和

2012-12-15 08:33:47 | 山郷の暮し
今朝は4-5度と暖かです。夜半の小雨で、北向きの木陰に残っていた雪もすっかり消えてくれました。
散歩時の上着も薄手のものにし、ぬかるの山道をいけば、長靴がどろんこで重くなる。
昨日は日中でも気温が上がらずピリッと射す寒気がながれていますが、ようやく陽溜まりでしたンチャンが大あくびをしています。

ラジオの天気予報から「冬日和」と小生にはあまりなじみがない季語。
小春日和はよく口にしてきましたが、12月の脳天気な暖かな一時の日を、そう呼ぶことをはじめてしりました。
ネットで検索しました。rikko.blog.ocn.ne.jp/kazahana/2005/02/post_18.html
コピーいたします。

陽暦の十一月中の小春日和の後にやってくる冬の晴れた日をこう呼んでいます。風が吹いたり、雪が降ったりした後に晴れることが多く、その晴天が何日も続いたりします。日和はもともと海上の天気や海上の晴天を指す語でした。日和風は日和になる風のこと、その風が日和東風(ごち)で、海上の日和が回復するまで、漁師や航海者は港で日和待(ひよりまち)をしました。日和待に相応しい山が日和山で、全国にこの呼び名の山が残っています。

漆黒の氷

2012-12-14 09:13:33 | 山郷の暮し
ワンチャンが夜中(とはいっても4時ころだったが)に「とーちゃん・シッコ!!」と騒ぎ出す。
防寒衣を冠り「シッコだけだぞ」とつれだす。
寒気に身が硬くなったが、見上げた空にゾクッっとした。
冴え冴えとした星がまばたきもなく一面に在る。
凛とした光景と言ってしまえばそうなのであろうが、なにか「漆黒の氷」とでも言うか、星空の美しさというよりも厳しさがある。
見続けるには寒すぎるが、光一条漆黒の氷 を引き裂く。
久しぶりに見た大きな流れ星。

「明日も冷えるなー」
今朝もマイナス8-9度であったが、最高気温は平年の8度くらいらしい。

焼き葱でイッ・・・

2012-12-12 08:30:13 | 山郷の暮し
今朝はマイナス9度と厳寒の冷え込み。
ヒエーー・サビーーー の悲鳴はこれから何度も何度も言うことになるのでしょうが、今年の冬入りは強烈だ。
北朝鮮のミサイルも、もっと酷寒のなかでぶっ壊れてしまったか・・・。威信をかけて意地でも飛ばすのであろうが、またまた失敗したらより過激になっていまうのではないだろうか。そんな気がしますが。

うまい松本葱の話の続きですが、昨夜は焼き葱を酒の肴にしました。
酒飲みは焼き鳥屋で「ねぎま・かもねぎ」など、焼きねぎの美味さは先刻承知ですが、酒を飲まないご家庭ではご存知なかったようですね。
最近TVなどで盛んに放映されているようで、葱をいただいたおバーちゃんが「焼き葱にするとおいシンネ」と。
長いまま豪快にストーブで焼きながら、たちのぼる香りが酒の甘味をひきたててくれる。
がぶりとやると芯からニューーと甘い汁が口に解ける。
グビッと一杯。
いいねーー。

うまーーい松本葱

2012-12-11 09:09:41 | 山郷の暮し
土曜日あたりから急激に冷え込み、日曜日から真冬日になっています。
いくら冷え込む松本でも近年はこんなことはありませんでした。
まだええだろーーと、ズクをおしみ冬タイヤにかえてありません。
明日当たりは幾分緩んでくるとか・・。

オラトコ自慢の松本葱の話です。
マーケットなどに箱詰に並んでいるまっすぐな葱ではなく、根元が大きく曲がり、ずんぐりむっくりとした姿だ。
とてもハイヒールはお似合いではないが、煮込むととろりとした甘みのある汁が流れ、一度味わったらワスレラレナイ絶品。

松本葱またわ「曲がり葱」ともいわれ、かならずしも美形とはいいがたいが、柔らかくとろりと甘みのあるもの。
私は曲がっているのは、山の傾斜地に栽培する故だからだと思っていたがそうとも言い切れないようだ。

品種としてもご当地物で「一本葱」の種類だとか。ともかく手間をおしまず植え替える。植え替えをすることによってやわらかくするという。
もしかしたら植え替えやすくするために、浅い畝にしたのだろうか。
いただいた松本葱の畑では、いとも簡単に引き抜くことができた。


葱の美味さ

2012-12-08 09:26:25 | 山郷の暮し
寒くなると食卓にデンと座るのが鍋物。豊富なレピシーがあるなかでも欠かせないのが葱です。
また葱は蕎麦やうどんなどのヤクミとしても欠くことができない。
先日 友が打った新そばでなんとも美味い葱をヤクミにいただく。
そばつゆに落とせばフワーーと広がる香りに「ウマイ葱だ!! 。松本葱かい?」

友いわく、マーケットで買ってきたまっすぐなやつで、多分松本葱ではないと思う。
たぶんと包丁の切れの違いではないだろうか。
葱の料理には組織を壊さないように切れる包丁でなくてはいけない、ということ。

ヤクミ葱がはたす甘味と香りが蕎麦と調和し、なにか始めて葱のすばらしさに気がついた。
まさか中国産ではなかろうが、あの香りと味覚はすばらしかった。

蛇足ながら明日は恒例の「蕎麦忘年会」ウメーー田舎蕎麦をたっぷり食うぞ!!。

さて、前記したオラトコ自慢の「松本葱」とはどんな葱なのでしょうか・・・次回

村の共同作業--番外編

2012-12-06 08:41:22 | 山郷の暮し
夜明けにはかなり強い風が吹き抜けていた。
予報ではあまり気温が上がりそうもない。

この山里に世話をしてくれた同年の友は、学生のころは全学連で頑張ったツワモノ。
それなりの指導力もあり定年後は市会議員でも・・という野心を秘めていた。
ところが、この地の実家に戻り暮らすうちに、政治的関心は薄れ福祉関係に目覚めてしまった。
定年後はお得意の指導力で強力な福祉活動に専念している。
最近はあっても居ないが、オッチャン連から彼の話題がでないところをみると、この地域のドサクサから離れたところにいるか・・・。
松本市内からわずか10分程度でいきなり山里になってしまい、三才山トンネルができ(開始日 1976年10月31日)国道254が全線開通したのは40年ほど前らしい。
それまでは、まったくのドン詰り地域で、女鳥羽川が流れる谷は幅狭く開発の使用がない。
それゆえに、新築に変わりつつあるがあまり続柄には変化がないようだ。
昔々の因縁がどことなく吹き出てくるのであろう。
まーー人の世のサガとでもいいますか、このややっこしさは昔ながらの地域だからとはいいきれません。
蛇足ですが、知人で30年ほどなる新興住宅地に住み着いたのですが、古参組み連の小うるささにはまいったと語りました。

村の共同作業--積年の恨みあり

2012-12-05 08:56:46 | 山郷の暮し
作業手順を記せば前記のようなことで面白くもない。
作業はせっせっと運ぶチームもあれば、ゴニョゴョ・ぶつぶつと「口よりも手を動かせ」というチームも。
伐採などは年配者の方が経験がものをいうが、網張りなどの新作業は現役の若い衆(とはいっても4-50歳ですが)が手際がいい。
「オラーコンナの初めてだ。若い衆にまかせるワイ・・」と言いながらもナントナク黙っていられないおじんなど。
其のおじんが「あの若い者はXXXのせがれか。ありゃーMMMの山もちの息子か・・。よくまー一緒にやってられるもんだ」と、昔々、大昔、犬猿の家だったことをのたまわった。
個数数十件のこの集落で、主だった家が3家族で場を張ってきたようだ。
それが今日、その3ん家族の小作だった家が集落のまとめ役らしい。
このまとめ役、子供時代の悔しさもあり、今こそ積年の恨みをはらさんとイロイロやっている。というのです。
そこはかとなくうわさは耳に入ってきましたが、ずばりオッチャンから聞かされるとは・・・。
つまり、昔々の事々が生きているガキのころの恨みはらさんと、町内の役員を一族で占めたというのだ。
「まーーご苦労なことで、いいじゃーないですか」と言った私だが「あいつらだけでなにやるかわからねージ」
なにかすごいことになりそうですが、どーーーってこともなさそうです。
写真は完成した高さ2メートル前後のネット。

村の共同作業

2012-12-04 08:48:17 | 山郷の暮し
明け方の雨が上がりワンチャンの散歩に行く。
立ち込めていた霧がオレンジ色のカーテンのごとく谷を包む。その一廓を、強い朝日が引き破るごとく射しだすと大地から湯気が渦巻くように立ち昇る。躍動的な動きに見入ってしまった。
 さて、害獣除けの網張り作業の続きを・・。
田舎・・それもドン詰まりの山郷となれば、過去に色々な悶着があるのがあたりまえ。
田舎暮らしを始めるにはどっぷりつかるか、村八分的なお付き合い程度にするか、腹をくくった方がベターー。
私は後者でこの花の谷暮らしを楽しんでいます。
今回の共同作業ばかりは「シカトウ」はできず、体の芯からミシミシいうまで働きました!!(たった二日ですが)。
では、害獣除け網張りの手順を簡単に説明しましょう。
1ーーー地権者が集まりコース設定。全8キロほど。 大木を切ったりしますので利害があるとか。私には無関係
2-----地権者等による現場にて細部の確認---これが大変だったようです。
3-----地域住民によるコースの下草刈り・伐採。 私も出ました。農家・地権者3000円 非農家・1000円 私も徴収された
4-----設置作業  
   1--2.5mを目安に1.2mのパイプを80cm打ち込む。岩や根。急斜面など大仕事。
    当初は大ハンマーで行ったようですが、エンジン杭打機を引き上げながらの仕事。
    大変な作業ですが、大勢いるとやはり早い。
   2--第一の杭に2mほどのパイプをつなぐ。
   3--二段に分けて高さ2mの網を張ってゆく。これは重くて大変そーーー。私はやらない。
と、まーーエライ作業は12月いっぱいまでかかりそう。
私は一応お役ごめんでゴンスが・・・。
急斜面にパイプを80センチ打ち込んでゆく

笹子トンネル崩壊事故

2012-12-03 09:01:45 | 山郷の暮し
鉛色の重い空です。気温は平年とかで3-4度ですが顔は冷たく、北面の日陰は先日の雪がまだらに残っています。
モーー真冬の色でチョット早すぎではないかと思ってしまう。

 昨日は朝のニースにはゾットさせられた。
中央道笹子トンネル崩壊の惨事だ。
この高速道路は松本・山梨人にとって最も利用する道です。
笹子トンネルはまっすぐな道で、遠くにポツンと出口の光が見えた。
確かにトンネル内の天井は平らです。まさか1トンもあるパネルがぶら下がっていたとは・・・。
だからどうってことではないのですが、「点検には異常はなかった」の弁に、点検の仕方が間違っていた。としかいえない。
原発と同じように「安全設計施工である」という前提での点検事項ではなかったのか。
ワールドニュースでもとりあげらりれた事故は、日本の安全神話がまたまた崩壊してしまった驚きだ。
70年代以降の膨張経済社会の負の遺産が、次々と吹き出てきているのか。
正に日本安全神話の崩壊である。
私たちは地球規模に、今までの本質的な物事の考え方や機構、そして社会的価値観の変革の時代にはいっていることを認識しなくてはならない。
蛇足的ですが、世界各国が時を同じくして「選挙」の周期に入っているのも面白い。

村の共同作業--害獣除けネット張り は次回

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本