棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

「落語家論 柳屋小三治」から

2012-12-19 08:27:18 | 山郷の暮し
フリーマーケットの古本屋で「落語家論 柳屋小三治」2007年版の単行本を買う。金50円也。
「民俗芸能を守る会」の会報に連載されていたものを抜粋したものだ。
「紅顔の噺家諸君!」とあるように若い噺家に向けてのメッセージ集だ。
それ故に、落語全集のような出し物の解説ではないが楽屋話とともに、小三治師匠が時には若い落語家に苦言を述べているのがいい。
師弟・礼儀のうるさいと思われる落語家世界でも、礼儀作法・芸の本質への取り組み、などなど問題が起きていることを知らされる。
お笑いタレントと落語という芸の世界の取り違えなど・・・。
決して理屈や小難しい内容ではなく、やはり軽妙な語りを感じるいい文だ。
へ~~と知らされたのが、塩のはなしで、岩塩を求めて・甘党談義 そして「セコをふかす」である。
次回お楽しみに

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本