棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

為政者と宗教・科学-39愛欲曼荼羅

2008-12-12 08:50:07 | 大人の童話
んとなく小難しい話になってしまったが、我が教団はただ信じろだの、喜捨をしろだのと言っているわけではないのだ。
尊師様は常に社会の世情に目を向けチェックし、衆生を正しき道への先導役になるようにとおしゃっておられるのだ。
ワシが語ってきたことは、幹部の勉強会のおさらいのようなものだ。もう少し付き合ってくれ。されば、深遠な大書「堪忍抄 全10巻」の理解もしやすくなるというものだ。

教と科学は時の為政者にとって厄介な存在でもあるが、為政者にとって、自分らに都合のいいうちは、これほど強い味方はあるまい。
歴史を振り返れば、全てのことごとがこの原理に行き着いてしまう。
 近年の例として
1994年の中国政府と中国共産党の共同宣言は、迷信や占いなどの宗教的行為を似非科学・反科学と糾弾した。
そして、科学教育の向上は、経済発展・科学進歩にかかせない。
我が社会主義国家を近代化し、国力を強め、無知も貧しさも、社会主義者には無縁である。
と、まーー大見得を切ったが、その後の異常な速さの変わりようを見ると、経済最優先・拝金主義の権化と化した国家としか思えない。
宗教はアヘンだと言ったマルクスをほうふつとする。
マー中国のことや為政者ばかりでなく、宗教教団とて同じことがいえるのだが・・。
写真-権欲者の椅子 三態・・立体

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