棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

86-珍訳源氏-新春の祝い

2009-09-15 09:01:17 | 物語・絵本・童話
    
昨秋完成した六条院に、はじめての新春がめぐってきました。
源氏殿はまさに絶頂期。春夏秋冬と四季の趣を意図とした広大な邸宅には、正妻紫の上をはじめ、愛してきた女たちを住まわせた。
新年の晴れやかさは、後宮をしのいでいたともうわさをされた。
なにせ、遊びつくした源氏殿の趣向は、宮中のようなか固ぐるしさはなく、訪れる人々も、こころから楽しむことが出来た。

源氏殿も女君たちに年賀にまわろうと、化粧をしなおし、まずは正妻である紫の上にいった。
次は、明石の姫君の部屋 に行き、花散里のきみ。玉かずら・もろもろと源氏殿も大変なことです。
新年行事が一段落してから、すこし各下の東の院へ行くと、赤鼻の末摘花・いまわは尼となった空蝉
源氏は女たらしであるが、あとあとの面倒をみている。そこがいい


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