曼荼羅の極意--66

インド・ヨーガは性技の極地ともいえるスタイルがあったりして、そのことが誤解を生んでしまった。同じようなことが、チベットに渡った仏教-ラマ教のヤブユムといわれる交合像や仏画なども極最近まで無知な解釈をされていた。
密教の本質　理趣経に迫るものだか゛それゆえに秘密になってしまった。
いえることは、ヨーロッパの道徳観。もっといえばキリスト教にあることは先に放したであろう。
インドのヒンドゥー寺院などには、ヨーガポーズの神々の交合像が壁面にビッシリト彫られている。特にコナラク・スーリヤ寺院やカジュラホは代表的なミトゥナ(男女神の性交)は性を南国の日差しの中に歌い上げている。
修学旅行の女学生など、色とりどりのサリーをなびかせ笑いこげている。
あっけらかん、あまりにもあっけらかんで、性欲を負とする倫理観など馬鹿馬鹿しくなってくるほどだ。
セックスをことのほかとりあげたわけではないが、誤解を恐れず申せば、性に触れる宗教となると、とたんに邪教・異端宗教だとする方に問題がある。
性は「生きる喜び・証し」の代名詞でもある。
命あるものは必ず死ぬ。自然の摂理をもって、再び生まれる。次に話すことが、ワシラが本来の目的とする一言なんだ。
写真-生命の樹　立体90-20-50