棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

修復作業

2015-07-28 12:44:46 | 山郷の暮し
まだうすくらい早朝のころ、激しい雨音に目覚めてしまった。
開け放っていた戸を閉めるために「よいこらショット」と起きる。
犬のハナはソファーで寝ぼけ眼でチラリと見ただけで、起きようともしない。

ただ今修復している壁画写真のPC 用印画紙は吸い込みが強く、少しの湿度でもたるんでしまう。
和紙とも異なる吸い込みや、収縮にいささか戸惑っているが、印画紙は後からの色塗りを想定していないから仕方があるまい。
吸い込みの早いのは色が伸びず、筆跡が残りやすいので、水性防湿剤を塗っているが効果は薄い。

本体の天井画は高さ5メートル近く、仏像撮影の得意な兄貴にしても難しいらしい。
原画の色を忠実に表すにはもっと近い距離で、何枚かに割れて撮るらしい。
となるとステージを設営したり、ライティングがあったりと、大事になってしまう。
ともかく、実物大(3X4m)写真を作成してもらい、筆を入れることにした。
修復をしているうちに、コレはコレ としての作品に仕上げる気になってきた。

高い天井にあるかぎり、誰も間近に見ることができないのである。
展示会の後はどのようになるか不明だが、間近に見てもらえるようになることは確かである。
と気を入れています。ただし、根を詰めると足腰がぶっ壊れてしまうのでほどほどに・・・。





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