棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

舞妓さん相手に一杯

2009-07-15 16:41:54 | 山郷の暮し
気温はどのくらいだったのかはわかりませんが、今日は一番の暑さだった。
ようやく涼しい風が吹き出し、ウグイスもよく鳴いています。

製作で「これまでだなっ!」と思えたら、作品をアトリエから母屋に移してしまう。
というのはアトリエにあるとついつい加筆をしてしまう。それによってぎりぎりで保たれていた面白さが壊れてしまうことがあるからだ。
写実であろうが心象だろうが、感覚的な要素で成り立った部分などは、そのときの微妙な心理状態が写し出されていることが多い。
例えば写実的に平行・垂直・その他であるものが、デフォルメでなくまったく無視した作図になっていたりする。ソオなってしまったのだ!とでも言おうか・・。
それが大変面白いのだが、後日にヘンダとして、普通にしてしまう。そのことがはたして成功したのか難しいところですが。
しかし、かなり後日に、まったく異なった感覚で自分の作品を再評価出できる時点で、補修・加筆することは当然あります。
今回の「菩薩絵紋着付舞妓図3部」は最新作で、この作品を描くために今までがあったのだと夢想しながら、晩酌の相手になっています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿