棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

学者バカ-40愛欲曼荼羅

2008-12-14 10:14:55 | 大人の童話
衆の痴呆化は、新興宗教にとって登場しやすいのではないか」と君は言うんだな。
君はいったい今まで何をきいていたのだ。まったくワシの言うことの本質が読み取れず、馬の耳に念仏だったとは・・

「行動学」とかを研究している先生の 講演を聴いたことがある。
ナニカをたとえていったのであろうが、電気掃除機の話で奇妙なことを言った。

電気掃除機を使って清掃をするとき、大抵の人は同じところを往復させる。これはムダな動きで、時間のロスである。前に出すときと引くときの位置を変えていけば、時間のロスがなくなる。、行動パターンを変える必要がある。と言うのだ。
作業効率を上げるためには、お話の通りなのであろうが、この御仁は、掃除の一つもしたことが無い方だと思わないか。
多分、無駄な動きについてたとえたのであろうが、人間の自然な動きは心の働きでもあり、時には精神衛生上大切な働きをていることにきずいていないのだ。
人間はロボットではないのだ。
今日の、人間疎外的な社会機構は、このような「学者バカ的・ロボット社会」が先行してしまっている。
彼らを似非科学者と言うわけではないが、現実の動きを見ていない。または、現実の危機を認識していない。最悪は人を観ていないのだ。
学問世界が「象と盲人」の逸話のようなことになりつつあることに、憂いを感じる。

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