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村は大騒ぎになってしまいました。
開発に反対する人も、賛成をしていた人たちも集まりました。
オバアチャン・お母さん・おばさんたちは、大声で泣き出してしいました。
おじさんたちは、緊張した顔で狩りの仕度をはじめたのです。
僕の村ばかりでなく、遠くの村からもあつまってきました。
「ご先祖から受け継がれたオイラたちの魂は、此れからどこへ行ったらいいんだ。
ワシラは、息子たちにオレの魂を守ってくれといえるのか!
森の神様がいてこそ、ワシラだったんだ。もうーじっとしてはいられない」
おじさんが、山刀をグット握り締め、怒鳴るようにいいました。
「町の暮らしは、穴の開いた船のようなもんだ。
その穴を、金で埋めなければ浮かんでいられない。
便利だということが幸せなことか?
俺たちは森から離れてはいけない。皆で協力しあって暮していくのが、一番良いのだ」
お父さんが言いました。
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