棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

日々新しい

2013-01-24 09:50:07 | 山郷の暮し
どこかで聞いたことがある表題だが、今朝はそんな気分の散歩であった。
気温はマイナス一度と暖かく、うっすらと化粧をした氷道をサクサクと歩む。防寒着のジッパーをしなくても、背中が汗ばんできた。

「美しいなー」と思わず見入ってしまった風景は、昨日と特別変わっているわけでもないが・・・。
否や、日々・刻々と変わっていることは承知でありながら、認識していないだけだ。
否や、認識するってどおいうことか・・・。
などなどと、とりとめもなく妄想しているうちにフット思い浮かんだのが、確か中島敦の短編小説を断片的に思い出した。

 ある者が「道」を求めて求道の旅すがら、ある導師曰く
「記憶などまったくあてにならず、一週間前いや昨日とて忘れ去られている。
日々・刻々と新たな事事であるから、今ある一瞬一瞬を思えばいい」というようなことだったか。
記憶や経験の蓄積など無い。という説だったか。

 これから読書をしてメモっておいた帳面を確認しよう。
まさに、記憶など曖昧なものです。



ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本