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棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

クマのプーさんの哲学より

2012-10-10 08:40:39 | 山郷の暮し
好天が続いた連休はいかがでしたか。
小生は昔から毎日日曜日・毎日お正月のような・・・、そして、まったく休みがないような・・・。
つまり、お天頭様の当たり具合で其の日が決まる、其の日暮らし・・・。

 さて、クマのプーさん の物語で好きな話となると迷ってしまいますが、最初の「風船にぶら下がって蜂蜜をとりにいく物語」です。
次に浮かぶのが、イーヨーというロバかナニカです。懐疑的な暗い性格といえましょう。
彼は自分の誕生日を誰も祝ってくれないとグチッテいるのですが、それ以上のことはなにもしない。
伝え聞いたクマのプーは、貯めておいた蜂蜜をプレゼントしようとする。道々、中身が本当に蜂蜜であるかぺろりと・・・。
確かに蜂蜜ではあるが、はたして全部がそうだとは言い切れない。確認をしているうちに全部舐めてしまった。
空になった壷を「便利なつぼ」としてプレゼント。
イーヨーは大変気に入ってくれる。
とまーーそんなあらすじですが、ウイリアムズの手にかかるとこの「便利なつぼの話」は古代ギリシャの宇宙観を現してる、というのだ。
言葉を借りると、哲学的な本を読むときには、ことばには厳密な意味があるものだと覚悟してかからなければいけない。
しかも、ミルンの場合は、絶対にその厳密さをおろそかにすることはない。
とまーー大変なことになってしまうのですが・・・。

ryusun

つぶやき

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