棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ハーハーゼイゼイ

2012-04-25 06:56:04 | 山郷の暮し
玄関を開けた途端に桜の花がワッと迫ってきます。
花の谷はまさにそのような光となってくれました。気分爽快 いつもこのようでありたいですね。

先の23日はよく働いてくれているワゴン車の車検で、ママチャリを積んで我が家より車で30分以上の工場まで。
帰りは当初から小雨で、途中で花見で一杯は期待できず、雨具を着てのハーハーゼイゼイと漕ぎっぱなしの工程。
小一時間ほどで松本市内 縄手通り にいたれば、にわかに一杯飲みたくなる。
ここのおやじは(とはいっても私より二つ上)元高校教諭で癖のある大将だが、どえらい酒飲み。
焼酎をちびちび二人で始め、政府の無能ぶりの話に気勢が上がる。
BSTVから「名もなく貧しく美しく」が放映されると、「高峰秀子だ。藤原釜足だ。小林桂樹だ。アレハアレハ???」と盛り上がる。
現在は亡き名優たちだらけだ。
有名な映画だが私は初めて見た。東京大空襲から戦後間もない時期の、言語障害者夫婦の愛と希望の物語は、まさに二人のおっちゃんの同時代。
おやじも私も東京から疎開をしていたのだった。
酒飲みオッチャンは焼酎をぐちゃぐちゃ涙に変え、「名作だよなーー」と・・。
3時半、映画が終わり雨具をつけてひたすら上り道を。
若い衆に抜かれるのはあたりまえだが、オバチャンにも先に行かれ「オレはなー、この時間を楽しんでいるのだ。」とやせ我慢。
五時に家についたときは完全にバテてしまった。雨具のままぶっ倒れれば、もーーハナは大喜びでなめまわす。
重い足を引きずりながら、ワンチャンたちの散歩だった。アーーしんどかった。
そして今日は降り一本道で車を取りに行くが、帰りは面白く無いナーー。


ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本