棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

中秋の名月 9-12記

2011-09-13 07:51:31 | 山郷の暮し
鼻ったれ小僧ではなくお坊ちゃまだったころ、お母さんと白い白い月見団子を作ったことを思い出した。
夜にごちそうを食べたのか記憶にないが、お父さんは「焼き味噌」で一杯やりながら、美味くでもない「焼き味噌」をなめさせられた。
「我が家の先祖は源氏・清和天皇につながるもの」と関東の田舎豪族はみんな言っていたもので、我が家でも同じこと。
我が家のご先祖は、あの武田信玄の侵略にあい、落ち延びるときの別れ酒の肴が「焼き味噌」だったというのだが・・。
嘘か真かの詮議より、そんな家伝があるのもたのしいが、館が燃え落ちるとき、味噌蔵から「焼きおにぎり」の臭がしてきたことからいつのまにか・・・。
「焼き味噌==味噌をぬった焼きおにぎり」とは蛇足ですが、想像もつかない方も増えてきましたので・・。
またまた蛇足ですが、天気予報の解説で6年ぶりの「満月の中秋の名月」だとか???
私は9月の満月日を中秋の名月とばかり思っていましたが、旧暦の8月15日のことでネットにて中秋の名月を検索すると多少ずれているのでした。
 各地で「中秋の名月・観月会」が催されたことと思いますが、先ほど読んでいる本に「唐招提寺の観月会」が書かれていました。
境内は灯篭がともされ、講堂に灯明にほのかに盧舎那仏・千手観音などなどの仏様たちがうかびあがっている。正に天平の美極致空間でしょう。
あーーーー観たい!! ご尊顔を拝したい。
「焼き味噌」をナメナメ、心は古都の月空を駆け巡る。
写真のすすきを生けた器は「ネパールの水差し」

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本