今朝はホワーーンとしている。真冬日の昨日に比べ暖かい、といってもマイナス4度
体がなれるとはそんなことかもしれない。
先日、私が心から先生と呼ぶ、80歳を過ぎた方から電話があった。
「体の調子がよくなったから出て来い」とのこと。そおいえば一年近くご挨拶に行っていなかった。
先生といっても、絵画関係の師ではなく どちらかといえば社会学や哲学などをうけたまわってきた。
一時は季刊誌の小雑誌なども発刊し、小説家をはじめ知名度の高い方々と交際があるようだ。
30年ほど前だろうか、個展のときから知己になり、気に入られ時々お呼びがかかってきた。
以前でしたら「上手い酒が手に入ったからのみに来い」でしたが、残念ながら今はそおもいかない。
大腸がんで入院していたとかであったが、相変わらず元気で、つやつやしたお顔は、とても病み上がりには見えなかった。
文筆活動をされている奥さんは「ぜんぜん痩せないし、血色のいいこと。私のほうがくたびれちゃった」と、美味しい緑茶を入れてくれた。
「信州人は長命日本一。様々なことが考えられるが、歴史的になによりも自立心が高い。
ずばり、精神性の高さが大いに考えられる」と、様々な角度から論じた話は一時間半におよんだ。
これから、そのことを著書にまとめたいと、意気盛んであった。
正に、腹の据わった、精神性の高い元気な老人(失礼)であった。