岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ディフェンスの課題

2010年06月23日 | ビデオ連続画像
広島ラグビー祭の一場面です。

ラックの状態です。

岡山の選手はラックの後ろに残り気味です。
ボールがすぐに出そうにない状況で、両サイドを注意しているのかもしれませんが、広島の中心的な選手が手前に残っており、人数的に余っているには気になります。
ラック周りに立っている選手をはじめとして、気づいているのかどうか?


広島のBKの一人が逆サイドに走り出しましたが、岡山の選手の反応はありません。
岡山のDFの課題は、以前から何度も言っているようにこの点です。
相手の仕掛け、動きに対して、初動(反応)がとにかく遅いです。
ここでは、ラックまわりに残っている選手が左に動くべきですが、ラインをつくっているBKの選手も「逆サイドに回った」とか声をかけてあげる必要があります。


フルバックの動きも遅いです。
人数的に厳しいのは明らかで、早めにカバーを意識して左に動く必要があります。
もちろん、全体がよく見える位置にいるので、FWに指示することも大切です。


もう一つの課題として、ポストに立ったFWが前に出るのが遅いことです。
この写真では、相手に球が出ても、ポストの位置の選手は全く前に動いていません。
まず、ゲインラインより前で相手にプレッシャーをかけ、コンタクトする。これが基本です。


ボールを持って出てきた広島の選手に、誰も前に出たディフェンスをしません。
このような場面が何度もありました。


一人はつぶしましたが、3対1の状況です。


フルバックがカバーリングに走ったことで、広島の選手が内に入ってくれました。
ここで、もう一つの課題です。
FWの選手のバッキングが遅い(考えていない?)ため、相手がせっかく内に入ってきてくれたのにディフェンスできていません。
ラックのまわりに残り気味で立っていて、ポストディフェンスに行かず、しかもバッキングにも走っていないというのではダメです。


抜かれました。はいトライです。


これらの課題は、個人の意識の低さも理由ですが、試合中のお互いの「声かけ」の無さというのが一番の問題だと思います。

「誰かが声をかけるだろう」ではなく、皆が、気づいたこと、相手の動き、味方の状況について知らせあうこと、学年とは関係なく大切なことす。