岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ゼロからのスタート

2010年06月14日 | 練習や試合の心構え
以下、ブログ担当コーチの考えです。

日曜日の広島選抜戦は完敗でした。

部活等と重なった主力選手が何人もいなかったと言い訳をしたくもなりますが、そんな言い訳も許されないほどの情けない試合だったと思います。

確かに、メンバー構成的に、勝つのは難しいと思っていましたが、直前に主力の一人が参加可能になったこともあり、ディフェンスさえしっかりすれば、ある程度の試合はできると正直(本心から)思っていました。

反省点については、試合後やバスの中でも、みんなで話し合ったとおりです。

ただ、昨日の試合で、岡山県ジュニアのイメージは広島県の中学生やコーチに対して、地に落ちました。非常に評価を下げました。
試合に出た選手がどうとか、主力選手が来ていればどうとかいうことではありません。ラグビーに対して真剣に向き合っていない、タックルをしない、体を張らない岡山県ジュニア全体の評価が大きく下がった、ハッキリ言って「なめられた」ということです。

中学生はどう考えていますか
このままでよいですか


コーチとしては、「なめられた」ままで終わるわけにはいかないと考えています。
もし、チームとして「なめられた」状態でずっと進めば、いくら個人的な能力がある(ように見える)3年生でも、今年の全国大会へ向けての「中国選抜」でイイ思いをすることは、まず出来ないと思います。
また、来年のチームも「なめられた」ままになってしまいます。

それではどうするか

コーチとしては、これまで「コーチが間違っていた」のではないかと反省しています。

今年は久しぶりに3年生、2年生で多くの人数が集まったこともあり、全員で進んでいきたい、この人数を維持したい、何とか皆を引っ張っていきたいと思ってきました。
だから練習がどうということはないのですが、やはりラグビーの本質に対する取り組みが甘くなっていたと思います。

結果的に、最近は参加が少なくなってきた選手もおり、コーチのやり方は間違っていたのかもしれません。

今のままでは、さらに高いラグビーを求めていこうとする中学生、やる気満々の1年生に大変申し訳ないことになりかねません。
(今回、1年生3人にベンチに入ってもらい、2人には途中から試合に出てもらいました。現在の1年生への期待は大きいのですが、チームとしては危機的な状況でした。)


それではこれからどうしたらよいか

コーチとしては、まず関西大会という責任を果したいと思います。
また、ラグビーに真剣に、かつ謙虚に取り組む中学生のためのチームづくりをしていきたいと思います。

人数が少なくても、木村(尾道高校)、岡崎(高知中央高校)、伏見(朝日高校)がそれぞれ中国選抜の中で独自の位置を築いた3年前のチームを模範に、もう一度やり直したいと思います。

美作スクールの選手の意識は高いです。
岡山スクールも部活動の区切りがついた3年生、首を痛めていた吉○も復帰し、人数的には、練習の時からあらためて充実してきます。
岡山スクールも、あらためてスタートしたいと思います。

幸い、どの選手も技術的には高いです。また、今はまだ6月初めです。
これからの気持ちの持ち方、ラグビーへの取り組み方次第で、広島に追いつき追い越すことは十分できます。(コーチとしては、当然それ以上をねらっています)


それでは、これからの練習ですが、7月末まで次の点を徹底したいと思います。

 ①相手を押し戻す厳しいタックル(胸、肩で強烈なヒット)
 
 ②タックルされても、2歩、3歩前に進むコンタクト

 ③②を助ける早く確実なサポート

 ④特に内にきった選手は確実に倒すカバーリング

 ⑤ルーズボール(下のボール等)への忠実な反応

 ⑥指示の声、状況判断の声

 ⑦これらを支えるスタミナ・走力、仲間やチームを思う気持ち


今年は、4月末の関西大会予選に向けての組織的な部分を優先し、その後の5月以降で人数が集まらなかったこともあり、この部分(個人、ユニットの強さの部分)が欠けています。
また、声の部分、仲間やチームを思う気持ちは、まだまだ未熟です。

当然、1年生は、これだけではダメなので、基本的な技術にも時間をかけていきます。

以上、色々書きましたが、直接対決があるかどうかは別として、日々進歩している広島に追いつき追い越し、さらにその上を目指したい、決して「なめられた」ままで今年の中学生を終わらすわけにはいかないと、コーチは真剣に思っています。