岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

コーリング②

2010年01月20日 | ラグビーの基本
続きです。3つのコーリングについて少し詳しく書きます。

①味方の意思を一つにまとめるコーリング(意思統一のコーリング)

 いわゆる「サイン」です。
 バックス、ラインアウト、スクラム、キックなど、止まった状態(1次攻撃)からのサインプレーと考えればよいと思います。
 このコーリングは一番簡単だと思いますが、岡山スクールにあてはめてみると、まず皆がサイン(サインによる味方の動き)を理解すること、はっきり伝達できること(声、指)が課題です。
 なお、当然ですが、サインの選択(プレイの選択)自体が大切です。

②どうしたら味方のチームのためになるかを指示するコーリング(指示のコーリング)

 いわゆる「声を出せ」と一番言われているコーリングだと思います。 
 例えば、ミニの頃から「パス」「右」「左」といった声を出しています。
 中学生になると、たとえば「パス」一つについても、「浅く」「遠く」「近く」など細かく指示したり、「開く」のように、自分の動きを伝えることもあります。
 また、ハーフがFWに対して、「出せ」「キープ(まだ出すな)」といったボールコントロール、「ラック」「ドライブ(押せ)」といった動き方の指示があります。
 さらに、ある程度全体が見えるBK(スタンド、センター)が、ハーフやFWに「FWで行け」「FW縦」といった指示をすることは、次のBK展開を効果的にするためにも大変大事です。
 2次以降でのバックスのサインも指示のコーリングですし、考えればいくらでもあります。

 今の岡山スクールで、コーチから「声を出せ」と一番よく怒られているのは、この指示のコーリングだと思います。この声が無いと結局は個人が勝手気ままに動くだけで、チームとして成り立っていきません。
 まず、積極的に声を出して、自分の考えを相手に伝えること。遠慮することなくやってみよう。


 最後に、本当に強いチームになるために必要なのが、③の状況のコーリングです。<次回に続く>

コーリング①

2010年01月20日 | ラグビーの基本

ラグビーのコーリング(声だし)には、どのような種類があるでしょうか。

もちろん、自分や味方に気合を入れる、時には相手をビビらせるような声もコーリングの一つです。

それ以外には、次の3種類に分けられると思います。

①味方の意思を一つにまとめるためのコーリング

②次のプレー等、どうしたら味方のチームのためになるかを指示するコーリング

③味方のチームや相手のチームの状況(次の判断をするための、今の状況)を、味方の選手に伝えるためのコーリング

それぞれがどのようなものか、少し考えてみてください。(次回以降で詳しく)