岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

いい勉強させてもらいました。

2010年01月10日 | 試合(H22チーム)
新人戦(1月10日)は、初戦の鯉城スクールに敗れました。

点数こそ大きな開きはありませんでしたが、7割くらいは自陣の試合だったと思います。
2試合目の崇徳中学には、こちらのメンバーを相当替えながらも完勝した試合と比べると、岡山スクールの課題がはっきりと見えてくると思います。

細かいことについては、今、特には言いません。

鯉城スクールと福山スクールで、上級生(現2年生)は7人です。
今日その全員が試合に出たかどうかもわかりませんが、今日の岡山の上級生の人数とほぼ同じです。
しかしながら、接点では相手が必ず前に進む、岡山は押し込まれる、といった感じの試合となりました。

何が違うのでしょうか?

確かに体格は、若干鯉城の方に大きな選手がいたとは思います。
しかし、この程度の体格の差で、体格のせいばかりにしていては何にも始まりません。
実際の敗因は、岡山スクールの「勝負」に対する気持ちの「弱さ」「いい加減さ」だと思います。

「スポーツ」としてラグビーをすれば、決して負けていないと思います。しかし、「勝負」の試合では、鯉城の選手は気持ちを前面に出せ、一気に集中できていると思います。それは声の出方一つを見てもわかります。

例えばバックスが同じコースを走ったとしても、コンタクトの際に、「自分が勝負する」「相手を一歩でも押し込む」「必ず味方にボールを出す」というような強い気持ちを持っていたかということです。
また、仲間のために、体をはったプレーをしたかということです。

このあたり、新しい学校が伝統校に勝とうと思えば、互角ではダメで、圧倒するだけの気持ちと力が必要ということと同じだと思います。

岡山スクールは、平成15年に結成後した頃は、非常に単純なラグビーを目指していました。要するに「当たれ」「激しく」「走れ」ということです。
練習も今と比べれば非常に単純でした。
この時の選手たちが、帝京大学の坪井選手をはじめ、岡山工業で花園に出た選手たちです。中学生たちから「こんな練習だけでは鯉城に勝てない」と言われるような単純な練習でしたが、気持ちが前面に出るプレースタイルで、鯉城とも互角に勝負し、一緒に全国大会に出ました。

しかし、3年生がいなかったり非常に少なかった数年の内に、岡山スクールとして、「勝負」の部分が希薄になってしまいました。
コーチ陣は誰もがこのことはわかっていましたが、今日、あらためて鯉城スクールの選手たちから教えてもらったと思います。

後のブログにも書きますが、関西大会の選考方法が例年と変わり、4月末にチームとしての一つのピーク(勝負としてのピーク)を持っていく必要があります。

もちろん勝負だけが全てではありません。
しかし、楽しくラグビーをするためにも、これからの3箇月半で、勝負の際には勝負に執着できる、強い気持ちを持ったチームに変わっていきたいと思います。
試合前の練習中でも平気で雑談したり、のんびり歩いたり、試合中声が出ないようなチームから、もう一段ステップアップしたいと思います。

一部の選手には厳しいことも言いましたが、ラグビーはファッションではありませんし、いくら口で何を言っても、グラウンド上のラグビーのプレー(声の出方や、指示の仕方一つから)で表現できなければ、相手チームからもプレーヤーとしては尊敬してもらえません。
そのためには、そのための練習も必要です。

新しい即戦力のメンバーも加わってくれそうです。
コーチ陣も、近々、今日の試合の反省も含めた今後のチーム作りについて、真剣に話し合う予定です。

新しいメンバーも含めて、新3年生の人数は10人以上です。
新2年生も、新3年生が頑張れば、それについてくる選手がたくさんいます。
美作スクールの選手たちも、やる気満々のようです。
3年生が多いチームは必ず強くなれます。
新3年生を中心に、自分自信のプライドに賭けて、鯉城が驚くような、もう一段上の「勝てる」チームに変わってみませんか?