![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_love.gif)
育てる上で、教科書がない。誰も、北極クマを大きくなるまで育てた人がいないのだ。そんな中で、試行錯誤で、飼育係の男性が、愛情を持って育てている。その7年間の詳細な記録、それは、仕事と言うだけでは、出来ないことだと思った。
昨年の12月末のピースの7歳の誕生日には、多くの観客の人達から、祝ってもらっている。
実のシロクマの親が育てられない中で、自宅でミルクをあげて、寝起きを共にして、育てている。どんなミルクをあげればいいのか、分からない中で、下痢などを経験しながら、ちょうどいいミルクと濃さを探し当てている。肉をあげる様になって、血便が出て、それが、あげた骨で、腸を傷つけた為と分かって、細かく切って、それを改善している。
産んだ母親と一緒にしようと思って試みるが、失敗してしまう。又、水浴びをさせる時に、手をガブッと噛まれてしまう。しかし、叱る時は、目をしっかりと見て、真剣に叱り、その後、しっかりと抱きしめている。
ピースは、ストレスで、けいれんを起こしてしまう。暫く、良かったのだが、飼育係の人が初めて4日間もの長い間空けた最後の日に、けいれんを起こす。ピースのとっては、その飼育係との4日間は、余りにも長く感じられたのだ。又、手術も経験する。そして、今、元気にしている。
飼育係の人が言う、「どちらが成長しているのか、分からない。毎日、元気に生きていて欲しい、それだけです。」と。