これが「柘榴」の実です。
庭の北側に1本大きく伸びているこの樹はかなりの年齢です。
八つ手の樹、椿と並んで昔から北の番人をしてるかのように、どちらかというとひっそりと生活している? そんな控えめにされている樹ですが。
(花は、全然意に反して「ケバイ」個性を持っているようです)
秋には美味しそうな実になります。 もう少しすると皮が破れ、パカッ!と割れ。
真っ赤で透明な果肉の粒ば一杯詰まっています。
ちょっと甘酸っぱい味です。
でも、あまり食してはいません。
どちらかというと観賞用ですね。
生け花で楽しんい、油絵のモデル?にしています。
初夏に咲く花は鮮紅色で、葉の緑と対照的にかなりインパクトのある花です。
原産地はヒマラヤ山地だそうで、う~ん、やっぱり、という感じです。
中国の詩人王安石はこの「柘榴」を「万緑叢中紅一点」と詠んだとあります。
かなり目立つ存在の花だという証明でしょうか。
我が家の花壇で花を育てながら感じるのは、原産地が外国物は、概して「強烈な色彩」の種類が多いのに気が付きますね。
民族の性格も、「赤」「血」「燃える」「強烈」「ギラギラ」・・・・であり、それは食事にも表れ、
「動物の肉」「赤ワイン」「真っ赤な香辛料」で筋肉ムキムキ・・・それに比べ「日本」は
「米」「お酒」「大根」「蕎麦・うどん」「魚」・・・と色彩でいえば「赤」と「白」です。
これをくらべても、なんとなく「力」の差を感じてしまいます。
「柘榴」の実から・・・かなり横道に反れてしまいました。