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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「普通」ということを考える

2012-12-09 | 日記・エッセイ・コラム

今日の午後、町の中央公民館に講演を聴きに。

「苅田町人権メッセージ2012」

「人権週間」事業の一環として開催されたもの。

その第2部人権講演会『続・悩む力』と題して講師は

東京大学大学院教授 姜 尚 中(かんさんじゅん)さん

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会場は普段に比べ、多少雰囲気が違うような・・・聴衆もやや緊張気味?

マイクを持って講演が始まる・・・低く、ずっしりとした声が広がっていく。

「聴き入る・・・」そんな会場の重みが全体を覆う。

自分の生い立ちから、そして母親の話・・・よどみなく、しかし噛みしめたような。

以前から、姜尚中さんには興味を持っていました。

テレビの対談、インタビュー、そして2008年の著書「悩む力」

さらには今年の「続・悩む力」も読んだ・・・かなり難読の内容でしたが。

いや、自分の脳の皺が貧弱だからだが・・・。

でも、彼、姜尚中にしても、悩んでいらっしゃる。

だからこそ、著書にも力を込めて、その思いを伝えたいと。

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そんな話題の人が、奇しくもこの苅田町にやって来る。

チャンスです!  

随分前からカレンダーの予定には大きな◎を。

演台のコップの水には手もつけず、話は、進む・・・声にも抑揚が。

時に強く、時に諭すように・・・そして力強く。

あっという間の時間・・・・・

もっと、もっと・・・コンサートじゃないからアンコールはなし。

終わって初めて一呼吸を入れた、そんな充実した時間でした。

「普通」ってことの考え方。 そして多岐にわたる意味。

今日の収穫の第1番でした。

私の人生にも、幾度となく使って来た、この「言葉」。

言葉は同じでも、意味はその都度「違う」意味で。

改めて、この言葉の意味の深さを勉強できました。

私も、外地で生まれ、戦後、引き揚げてきた身。

いろいろな意味で「普通」ではない体験をしてきました。

今日のテーマの「人権」についても、多くのことを体験しました。

また、自分を含めて、また、自分の子供を育てる中でも。

この歳になっても、まだまだ半人前の域にも達していない自分。

いや、誰でもなかなかでしょうが、少しでも、消化できるように

自分の置かれた環境の中で、脳の皺を萎ませないように

勉強することだなぁとしみじみ感じた貴重な講演でした。

 

コメント (1)
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。