この町、最大のイベント「苅田山笠」の日
来年が私たち組(6組)の当場(祭りを仕切る当番)
その前年は、山笠を引いていくのと帰って片付ける当番。
朝、7:40には山笠の前に。
昨日から、装いも新たな山笠はその勇姿を見せていました。
山は、ピカピカの新調したばかりのものです。
その為、今年は、下区町内をお披露目巡行なのです。
我が、下区は白庭神社が主神
山の幔幕も鮮やかに。
この山を取り仕切るのが、下区青年団「白庭会」の若き面々です。
もし、この若手がいなかったら祭りは動きません・・・・・。
だって、ご多分に漏れず高齢化で「爺婆」ばかり。
お分かりでしょ。
それでもお祭りです。 老いも若きも、山の手綱に手を掛けて汗を流して
お披露目の町内からメーン会場の役場の広場まで。
到着と同時に、デモストレーションを、威勢よく。
会場には勢ぞろいの各町内からの14基の山笠が揃いました。
山笠の持ち場に集合後、この町の氏神「宇原神社」からのお祓い。
(お祭りの為、会場特設場の設置個所で)
昼食後、祭りのメーンイベント山笠の「突き当て」も勇壮に!
(*両者が向かい合って、正面からぶつかりあう真剣勝負です)
大きな引き棒が「ドカ~ン、と大音響でぶつかる」
両者の引き棒が、絡んで、取っ組み合い?
今年の相手は強かった・・・・・。
この大きな引き棒(左)・・・、我が地区(右)
ドシン、バリバリ・・・鈍い音で、新調したばかりの山が・・・。
後、修復も相当なものでしょうね・・。
今年は、惨敗でした。
しかし、凄いですね~・・・この威勢の良さ! 絶対、男の祭りです。
各、勝負の終わるごとに会場は割れんばかりの拍手、声援が響きます。
試合の始まる前には・・・こんな儀式も。
宇原神社のお神輿と氏子行列、子供神輿なども。
帰りは、もうヘトヘト・・・。
最後の力を振り絞り、掛け声を揃え、神社の前まで戻ってきました。
もう、冷たい風が吹く、午後5時に。
それから、青年団と、6組の皆さん、山を崩し、後片付けを。
今日は、一部だけにして解散ですが、明日も朝から最後の片づけが。
こうして、祭りの一日が終わりました。
足も腰も、パンパン・・・手のひらも赤く腫れての奮戦でした。
歴史と、伝統で500年続く「山笠」
祭りは嬉しくもあり、この高齢化の現実は、
また、将来の不安と苦しみが交差する。
こんな歌を思い出す。
「祭りが済んで日が暮れて、冷たい風が吹くころは・・・・」
汗を流し、ゆっくりと冷えたビールが軽やかに喉を通過する。
これ最高! めでたし、めでたしの一日でした。