入院生活って、病院側の規則にそって生活することです。
50日間に十分慣らされました?
いや、いい意味では「規則的」な生活が身体にはいい。
「自由」ばかりでは、人間は怠惰になってしまうのでしょう。
さて、そんな日々の動きをいろいろな「イラスト」を織り込んで
追いかけてみます。
こうして「生活」の場面を細かく振り返ってみると
1日の動きってかなり変化のあるものだと自分でも感心しました。
でも、まぁ、これも人によるとは思いますが…。
救急車で運ばれて、夜には入室、一晩明けると実感として
「ああ、病人なんだ…この先、どうなるの?」がまず脳裏に。
左腕には、針が刺さり、点滴はずっと続いている。
ベッド脇で音がするので看護師さんが様子を見に…
「もう少しで終わりますね~
また次の種類に変えますからね」
そう、点滴は 数日、外すことなく体内に流れ
身体を洗浄?している。 いや、「毒消し」が進んでいるのかな?
鼻から空気、腕から点滴。
身動きするにも不自由な時間
体内に流し込む…だから「小用」が多くなる?
動きが不自由なので…傍の「尿瓶」を使う。
朝になると、看護師さんが…
仕事とはいいえ~「申し訳ない。
「お手数おかけしますありがとうございます」
とお礼の言葉が素直に出てきます。
さて、日々の細かい動きはといえば~
私ごとではありますが、この20年。
朝はほぼ、6時前後の起床。
洗面、髭剃りをすませて、テーブルにつき
朝日新聞を読み
朝の日課として朝日がこの「書き写し」 ノートを販売してから
今日まで継続しています。(2011.4月)
まず先に全文を読んで~当初は「声が出して読んでいました」が
現在は「おとなし」く 読んでいます。
我ながら…あっぱれ! よく続けてこれたと思っています。
この習慣、良いことばかりですよ。
「読み書き」(字を覚えるには格好の材料です)
「ニュース性」「文章力」 脳の体操に最高!
ここではしばらくお休みに。
この習慣から、朝起きるのもほぼ「6時」には
おもむろに、窓のブラインド開け、朝日を入れる。
洗面、髭剃り
病院の診察開始は思ったより早い~
大体、6時初めに 「検温」に来ます。
はい、酸素の具合いはどうかな …
「ここで、酸素を測るのが、これから私の日常生活でも
必要な道具」 パルオキシメーター
酸素の量を体を動かした後に不足していないかを測るものです。
次に、「血圧」 「今朝はちょっと高いわね…」
「はい、OK じゃまた来ますね~何かあったらすぐに連絡して」
夜勤明けの看護師さんは患者さんの数も多いので~
大変朝は大忙しのようです…・
「検温」の後は、朝食まで少し時間があります。
私は、その間、「読書」の時間に~
女房殿が、この50日観、毎日顔を出してくれ
「洗濯物」を始め、必要なものを届け
励ましてくれたので~大変感謝しています。
やはり、「病気」は「気(き)の病(やまい)」です。
注射、薬よりも効き目は抜群です。
本といえば~ この際、時間もたっぷり。
これを逃すことはないと…長編に挑戦!
まずは、読み返しをしたかった本から
安部龍太郎の「家康」 2巻 約950ページ
一気に読み終えました。
夜中まで 黙々と・・・
お昼の時間で、夕方までの時間には
軽い、エッセイで、これも地元北九州の作家
葉室麟さんの 「古都再見」と「洛中洛外をゆく」
そして3月の終わりから~退院まじかまでは…
3回目の読み返しになる ご存じ
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」をむさぼりました!
全8巻ですが… 5巻までで退院
全部読み切れず…帰宅後も続けていますが
打ち込み中、お見舞いのお客さんが・・・
ちょっと中断。
また、明日ね~