2/15(土) 父親の介護に帰省していた従姉の長女が明日、埼玉に帰るというので晩飯を一緒に摂ることにした。一時危惧された父親の容態が安定しているので、仕事のこともあり帰るとのこと。
そんな今夜の夕食は「キーマカレー」。老からカレーを食べたいとのリクエストがありキーマカレーにしたのだが。一言加えると、私はカレーを好まない。それを敢えて作ることにした。
とは言いながら、これまでタイカレーを始め種々カレーらしきものは作っており手順やレシピは記憶に在るのだ。
もう一人の従姉が昼前に姿を見せて「私も来るきに、旨い猪肉を貰たったのでそれも煮て頂戴」と云う。結果、今夜の夕食は五人で摂ることになった。
何人来ようが大したことはないが、人数が増えたことや猪が加わることでメニュー構成を変えることにした。当初は、妹から「甘露煮にでもしたら」と貰った冷凍鮎の甘露煮、フキノトウの天婦羅などを考えていた。
午後、老と「キラメッセ室戸」までドライブがてらに出掛けた。夕食用の食材を見繕ったら、鯖・鯵・が安かったのと、鰆の切り身をヌタで食すべく買った。鯵は南蛮漬け、鯖は塩をして干し、後日のおかずにすべく。他に仏壇用の花木、鍋用の葉ニンニク、焼芋用に小さなサツマイモなども贖った。
朝からの曇天が、何時のまにか薄日が差して暖かくなり、車内は暑くなった。帰路、奈半利駅の物産店、田野町のスーパーにも寄り諸々を買い、三時前に帰宅。
仏壇の花を取り換えてから、畑で買ってきた少しばかりのネギの苗を植え、ホウレン草を間引いた。そうこうするうち、五時前となり夕食の準備をする時間になっていた。
従姉が持ってきた脂身がたっぷりの猪肉を茹でてあく抜きしながら、一緒に煮る大根を切る。キーマカレー用の人参・タマネギ・茄子を刻む。ホウレン草を茹でて胡麻和えに、魚の処理は最後に・・・。
夕食の準備が整い、四人が揃ってグラスを上げてからも魚(鯵・鯖)の処理が未だであった。勝手に喰ってくれと、鯵の南蛮漬けを作り鯖を三枚におろして塩を振った。
鯖を下ろすと、腹の中から小魚が出てきた。可哀そうに、捕食した餌がこなれないうちに獲られてしまうとは!であった。鰺の頭やサバの骨は藻くずカニの餌にする。喰い喰われ、諸行無常と云うところか。吾もまた然り。
ともあれ、皆が美味しいと食してくれたのは何よりである・・・。