足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

スピード調整は当然

2018-02-03 08:00:49 | 投資戦略
NY株は急落した。この日に出た前月雇用増は予想を上回り20万人(事前予想は18万500人)と好調、米国経済が順調に回復軌動にあることを裏づけた。
この日の長期金利は2.83%担った、金融正常化の利上げは3月というコンセンサスが出来上がった。
足元での決算発表は申し分がなく、米国を代表するアップル、アマゾは事前の予想を上回る理絶好調の実績だ。
決算は発表時には素直に好感仕手「大幅高になるが、株価が先走って動いたために、買われたあとはしりすぼみになり下落する。このようなパターンが定着しそうだ。根底には9年間に及ぶ上昇層場が続き、株価の位置が割高になったことだ。

昨日はNY市場での好決算を好感して上がっても、「果たしての適温経済?」という言葉が投資家の脳裏をかすむ。
ここが相場の難しいところである。ウォール街の先行き見通しは2つに割れる。「金利の上昇トレンドが定着して上値は限定的とみる慎重派」、「適温経済で底堅い上昇トレンドをつづける」というみかた。
強弱が分かれても、内心では「9年の上昇はどこかで休養すべき」と強気、弱気には通うものがあある。ここは慌てずに一休みするのが生き残りの最良の作戦」である。