足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂の決算・・・知的資産で成長率が上がる

2018-02-02 07:12:11 | 投資戦略
NY株はまちまちの動き。
NYダウ平均は小幅高、S&P500、ナスダック指数は軟調。
金曜日の雇用統計(1月の数値)では失業率が下落、足元の米景気の好調さが確認され、米連銀が一段の利上げで金利正常化の方向に進むとみる向きが増えてきた。
引け後、アマゾンが好決算を発表し株価は+3.00%近い上昇。ハイテク株の焦点はグーグルよりもアマゾンの方に傾斜する。
グーグル、フェイスブックよりもアップルの方向に人気が傾き、この両企業を押しのけネット企業の代表格になった。Eコマースを中核にして、インターネットの新分野では成長率が最も高く、アップルに大量投資したウォーレン・バフェットが「アマゾンの投資チャンスを失ったのは投資人生の最大の汚点」と反省し始めたように、先行きインターネット分野で、さらに関連分野を拡大するスピード観に市場の人気は一段と高まる。

昨日は任天堂(7974)の第3四半期のアナリスト向け説明会があった。株価は数字を好感し上昇したが、今後の新成長戦略にも言及された。
携帯端末を通じたオンラインサービスにも力点を置くビジネスモデルを構築するが、いままで開発・蓄積した豊かな知的資産を様々な分野で活用していく。これまでの知的資産を駆使して、ディズニーのあとを追いかける。第3四半期までの業績をベースに2018年3月期の業績を増額修正したが、本決算ではいま一度、増額が期待できる印象をもった。東京市場の成長株の顔であることは不変である。