足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

専門家集団を打ち負かす・・・ハイテク大型株が始動

2005-10-04 18:05:13 | 株式
ワケがあって20世紀の生んだ偉大な投資家であるピーター・リンチ(マゼラン・ファンド)、ウォーレン・バフェット(バークシェア・ハザゥエイ)、ビル・ミラー(レッグ・メイソンのバリュートラスト)のことを、相場の合間に調べ直している。3人の天才が投資について時間を惜しみながら研究する姿は、私にとってどんな映画よりも面白い。
「過去30年の間に、株式市場は一群の機関投資家によって占められるようになってしまった。皮肉にも、このおかげで一般投資家がよい成績を上げることがやさしくなってきている。専門家集団を無視することで市場を打ち負かすことができるのである」とピーター・リンチは言う。
いまの東京市場と取り組みながら実感として身に迫る言葉である。

ハイテク株に人気がとうとう向かってきた。日立、東芝、三菱電が新日鉄、住金のような動きをし始めた。年初来で一番に上昇したのは三菱電で50%強、残りは+10~20%の世界だ。鉄鋼、銀行に比べて上昇率がはるかに低い。
これらハイテクの大型株で満足出来ない向きは京セラ(PER24倍)、シャープ(同22倍)、松下電産(同45倍)、TDK(同27倍)、オムロン(同18倍)などから選んだらどうか?この中には業績以外に、時代のテーマになる材料を秘めている銘柄もある。
株価の年初来の上昇率は京セラ+4%、シャープ+5%、松下電産+26%、TDK+12%、オムロン+25%である。

ピーター・リンチの言葉は「株式投資の法則」(ピーター・リンチ著・ダイヤモンド社刊)から引用