足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日銀短観を読む*ナノテクに新しい材料株

2005-10-03 18:55:31 | 株式
日銀短観はプラス19と前回6月に比べて+1ポイントの改善であった。強気筋は+24と予想していただけに正直いって肩透かしを食らった感じだ。情報化時代に入り、調査の技術も進歩しているはずなのに、経済は生き物、なかなか的確にはつかみ切れないところがあるのに関心がそそられる。
それでも電子部品、精密機械、情報通信など、これまで足を引っ張ってきたIT関連やハイテクの先行きに明るさがよみがえってきた。
一方、8~9月の相場の立役者であった鉄鋼、石油エネルギー、機械などが慎重になったのはどうしたことか?
本日の東京市場ではハイテク、IT関連に人気が出ていたのは日銀短観のせいか。

さきにも書いたようにアンジェスMGがこの日も人気を集めた(先週の注目株)。
かっての大阪の人気株のホソカワミクロン(6277)がアンジェスMGの開発した遺伝子治療のNFκBデコイオリゴをナノテクノロジーを使って粒子に封入することに成功、両者はこの分野でも共同開発することを発表した。アンジェスMGの遺伝子治療のハードルのひとつを解決した。バイオとナノテクの融合という世界的なブレイクスルーである。ホソカワミクロンの公開時の人気を知るものとして、関心を大きく駆り立てられる。注目しようとおもう。