足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットが買い増す

2017-02-01 07:32:36 | 投資戦略
NY株は続落した。
トランプ大統領の米国第一主義、保護貿易、軍国主義に関心が集まり、1月相場を支えた強気人気が減退した。中国、日本の通貨安政策にも言及し円高につながった。
世界最大のヘッジファンドのブリッジ・ウォーターのレイ・ダリオはブルンバーグTVに出演し「不透明感が出てきた」とこれまでの楽観論を修正した。これまでは景気刺激策、減税を高く評価し前向きの発言が目立ったが、一転して慎重論に変身した。

新年1月のNYダウは月間では+101.49ドル高と12月末の1万9762円からは小幅高で終わった。
ただこの日もナスダック指数は小幅高。トランプ政策に前向きの市場には陰りが出てきて見送り気分が強まる。トランプ政権の誕生以来、はじめての市場の弱気な雰囲気である。医薬品株はバイオを中心に上昇した。下値抵抗感が顕著になってきた。この基調が続けば日本の医薬品株にも光が差すだろう。

トランプ相場のなかでウォーレン・バフェットが1兆3000億円の資金を投じて持ち株を増やした。具体的な銘柄の公表はないが、2月中旬のSECへの届け出で内容が明らかになる。相場の基調には変化なしと読んだ証明である。バークシア・ハザウェイ(BRKA)の株価はこの日も上昇した。
われわれは米国株投資でバークシア・ハザウェイとバフェットが力をいれるIBMへの投資を考えよう。
少なくとも3年間を投資スパンに置くが+50%の上昇率を前提におく。年金へ代替運用として考えたい。

東京市場では決算発表が本格化してきた。増益率がいまのところ30%と米国の7%を大きく上回る。円安が大きな原因だが110円以上のトレンドが続けば、米国株のパフォーマンスを上回るだろう。


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