足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

金鉱株への投資

2016-07-06 06:18:27 | 投資戦略
NY株は先週の4日間の連騰後、反落した。ヨーロッパ株も下落したが英国株は堅調。ポンド相場は下落し1985年以来、31年ぶりの安値に下落した。
今回の英国民投票後、ロンドン市場は堅調だ。来週にはイングランド銀行の利下げの決定の可能性が高い。
ウォール街では先週来の相場を牽引した金融、バイオ関連の反落が目立つ。
この日の景気指標の発表には目立ったものはなく、市場の関心事は金曜日の雇用統計(6月)の発表に関心が集中する。1ヵ月前発表の5月雇用統計は3万8000人増という異常な低水準であったが、一時的な下ぶれから正常なトレンドに復帰する見通しである。

東京市場にとっての問題は円相場である。
昨日は101.73円と高値。英離脱問題が発生する直前の104円から上昇である。今回の異常事態では日本の政策当局が静観を続け、円安対策は放置したまま。今回は通貨高に介入したのはスイスだけであった。
東京市場の目先をみる焦点は、口先だけでなく政府が本腰をいれて介入するかどうかに掛かる。

金銀相場が上昇した。
金塊よりも金鉱株への投資に注目してきた。
金のバリック・ゴールド(ABX),銀のシルバーウィートン(SLW)である。ともに最近、ソロスが大株主に登場した。株価は相場全体の悪気流のなかで新高値。
ニューヨーク・タイムズで金融市場についての論評を担当するジム・リカーズは、「金相場は$1万ドル」になるとうい超強気のコメントをTVで発表し注目されている。(昨日は$1357)
根拠は世界の中央銀行が紙幣を印刷し通貨価値の減価が今後も継続する。ただ一つの有力な資産保全の手段は金保有と主張する。結局は何らかの形で金に裏づけされ資金供給がシステムとして採用されるとみる。彼はリーマンショックを予見した。
差し当たり米国の金鉱株への投資を考えよう。


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