足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ビットコインに再度注目

2020-11-20 11:55:54 | 投資戦略

 

本欄でビットコイン相場に関心を持ち始めた動機は2017年であった。個人投資家の資金が市場に流入しその年の価格は年間で10倍以上に上昇した。

有望な市場が現れるとウォール街をはじめ金融市場にはいち早く米国、中国の資金が殺到する。

相場は2018年末にピークを記録したが、その後も金融市場では人気商品として相場が定着した。

金融市場の整備に立ち遅れた中国でも遅ればせながら新しい金融商品の銘柄として一角を占め、中国人の投機熱が沸騰して金融当局は規制に乗り出すほどの過熱現象をもたらせた。

われわれが注目を始めたのは相場が急騰する直前で、短期間に数倍の成果をもたらせた。一時は投機対象として位置づけがなされ、中国の規制は一時的な売買中止まで発展した。

未知の相場の世界に参入した中国の資金は、市場が小規模だけに一部の投機資金が相場の動向を握り、世界でも有数の金融市場にのしあがった。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットも当初は参入し、資産の運用対象に位置づけたこともある。しかし相場の変動の激しいのに危惧して投資対象から除外した。

いまひとり20世紀が生んだすぐれた投資家のビル・ミラーも市場に参入し、バフェットが撤退したあとも資産運用の対象に位置づけている。

ビットコインには、有能な投資家のなかには一貫して資金の運用対象として保有し、大稼ぎした向きも多い。

ビットコイン相場の変動率は2019年までは大きかったが、最近は安定してきた。中国政府は取り引きを規制する措置をとり、相場の変動も落ち着いてきた。

ビル・ミラーはバフェットが手を引いたあとも投資を続けて成果に満足し、安全資産として運用対象に位置づけした。

それをみて、目先き第2弾としてわれわれも再投資を始めた。