米国でのバイデン新大統領の登場が決まり、世界の株価の先行きに安定感が出て相場は大幅高になった。
東京市場での人気株ソフトバンク(9984)が先行し、これまで静観していた待機資金が横断的に業種を問わず物色をはじめた。
日経平均は3月19日の1万6358.19円の底値から2万4962.80円まで+52%の大幅な上昇になった。
昨日の米国のリーダーである大統領の選出をみて、新政権が米国を中心に世界景気の回復に全力を置いた経済政策を推進することに期待しで投資家の見方が一致した。
米大統領はわれわれが期待していたトランプ氏の登場にはならなかったが、バイデン大統領の安定した新政策の作成に期待感が出てきた。世界経済の先行きの舵取り役に委ねたいという期待観が投資家の間で高まってきた。さすかに世界の大国だけに優れた指導者の輩出にはこと欠かない。
本日の人気株はソフトバンク、ファーストリテイリング(9983)、東京エレクトロン(8035)、NTTなど恒例の優良株が幅広く買われた。やや年末相場というには時期が早いが、東京市場だけでなく米国をはじめ世界的な強気相場が展開すると読める。
年末相場での役者であるソフトバンク、ファーストリテイリング、NTTなどのほか、任天堂、エムスリーなど物色の幅は広がる。