ビットコインが動き始め、$10,000大台に乗った。ことしの2月には$11,000台に挑戦したが3月に暴落し$4,000台まで下落した。
しかし今回の反騰エネルギーは大きく3月半ばに$4,000台が今週は$10,000に跳ね上がった。
動きを振り返ると昨年7月の14,000まで上昇したが、その後は急落し3月には4,000ドルすれすれまで急落した。市場ではコロナウイルス騒ぎや原油相場の暴落で、ビットコインは注目の圏外で相場の動きは無視されてきた。
かつては中国マネーが大相場をつくり上げたが、個人投資家や機関投資家が大きな痛手を背負ったので沈黙のままだ。
ここ1年間の相場の動きは昨年6月には1万4000ドルまで上昇したが今年の3月には4,000ドルまで暴落するという、相場のなかでもつとも波乱の大きい投機物件になり、かつてのように中国や日本の個人投資家の資金をひきつける投資からは、ほど遠い存在であった。
今回は3月の4,000ドルが大底になった。ベテランの投機家の売買が目立つ投資物件になったのは注目される。
現在のビットコインを含め、世界の市場の規模は2692億ドル(30兆円)になった。ビットコインには中国、日本、米国などの資金がみられる。
今回の上昇相場では注目のヘッジファンドが活躍をはじめた。ソロス、ジュリアン・ロバートソンなどが活躍した時代に頭角を現した運用者だ。
当時は若手の筆頭であった運用者ポール・チュダー・ジョーンズが頭角を現してきた。これにはびっくりした。
大きなチャンスがきた。彼は。「世界でも最速の競争馬が出てきた」とヘッジファンド仲間ではいちばん乗りで現れた。
“60歳代の知る人ぞ知る”の注目の資産家である。同調する投資家の参戦が期待される。