足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米中会談に進展に兆し

2019-10-10 16:29:26 | 投資戦略
NY市場ではダウ平均が急反騰した。
懸案の米中会談が解決に向けての進展の兆しが出て来た。来週に引き上げを予定していた関税問題に両国が軟化のきざしをみせ始めたからだ。
来週に引き上げを予定していた関税の引き上げを両国は見送るという思い切った決断である。
このまま放置すれば中国にも大きな打撃になるという懸念が出始めたからだ。

次の課題は知的資産の移転問題だが、これからの交渉の主軸になる。議論の先行きの展開に障害になっていたに不透明な面に、部分的ではあるが雪解けを始めたからだ。
7月以来の一段とハイレベルの交渉団によって話し合いが始まのも問題解決を急ぎはじめた表れである。
市場では先物取引の投資家がニュースに飛びつき相場が上昇を始めた。
これまでの交渉団は、いままでハイレベルでなかっただけに、メンバーの入れ替えは問題解決に時間がかかることに両国とも気を使い始めた現われだ。
当初は来週から実施される予定の関税の引き上げの時期が延長されたが、交渉団はお互いに解決への問題処理について譲り合いの態度を見せる。話し合いがはじまって以来、初めての解決の糸口の現われである。
中国にとっても貿易問題が国内景気に影響を与えはじめただけに、事態の可決にを急ぎはじめたことは株式相場には大きなプラス材料である。