NY株は大幅高。
スペイン、イタリアの国債の金利が低下、連銀首脳がQE3の可能性に言及したことなどが相場の上昇につながった。
連銀副議長イエレン、NY連銀ダッドリー総裁が金融緩和の追加を示唆した。いずれもFOMCの政策に影響を与えるNo2、No3である。今月24日の連銀FOMCでの緩和策が決定される可能性が高まった。バーナンキ議長は米連銀だけでなく世界の中央銀行のリーダーとしての責務を背負って行動する。
引け後、グーグルが売上+24%、利益+61%の好決算を発表した。同時に1対2の株式分割も決定。引け後、株価は上昇した。
この日はキャタビラー、アルコアなど景気敏感株の大型株が大幅高になった。特に建設、住宅業界の回復で業績が伸びることを株価に織り込み始めた。
フェイス・ブックの公開が接近し関連株に人気が出てきた。その一つは昨年12月に公開されたジンガ(ZNGA)である。フェィス・ブックの売上の12%を占めるが、最近は機関投資家の大手が競って大株主に登場してきている。
NY株は一時、昨年と同じように春にピークを打ち秋まで調整局面が続くという見方が出ていたが、この日の動きでその種の懸念を打ち消した。
東京市場でも短期的な調整で割高感が解消され、目先は反騰に転じる。
昨日は竹内製作所(6432)に買い物が集中したが、コマツ(6301)、日立建機(6305)、マキタ(6586)の出直りに注目したい。